美肌を保つためにも、エイジングケアは年齢に関係なく今すぐ始めましょう。
一般的には20代後半からと言われますが、10代からでも必要なエイジングケアはありますし、40代から始めても決して遅くはありません。
エイジングケアを始めるべき年齢と、肌の状態変化に合わせて必要となるケアについて、コスメコンシェルジュが詳しく解説していきます。
エイジングケアとは?
エイジングケアとは、年齢とともに現れる肌の悩みや変化に正しく対処するケアのことを指します。
肌の老化によって細胞の活性が低下し、肌を支えるコラーゲンやエラスチンなどの成分が減少、さらには保湿力の低下などが原因で、シワやたるみ、くすみ、肌荒れなどの問題が表れます。
エイジングケアは何歳から始めるべき?
エイジングケアは10代から始めるべきです。しかし、40代や50代から始めても決して遅くはありません。
それぞれの年齢に応じた適切なスキンケア製品を使用し、肌にストレスを与えない生活を心がけることで、肌の保湿、弾力、ハリを維持・向上することができます。
早い時期から始めるほど、肌の老化を予防し、美しく健康的な肌を長く保つことができます。エイジングケアを始めるべきタイミングがあるとすれば『今すぐ』です。
今すぐエイジングケアを始めるべき理由
- 肌の代謝がなるべく活発な年齢のうちに始めるため
- 紫外線によるダメージの蓄積を防ぐため
- 正しいスキンケアの習慣を作るため
肌のターンオーバーが活発な時期には、肌本来の再生力を活用したスキンケアが効果的となり、エイジングケア効果に期待できます。
肌の代謝は、年齢が低ければ低いほど活発なため、より早い時期に適切なスキンケアを始めましょう。
また、紫外線によるダメージは若い時期から蓄積されますが、早くから日焼け止めや帽子を使った紫外線対策を取り入れることで、将来のシワやシミのリスクを低減できます。
紫外線対策は早いほど効果的ですが、いつから始めても遅いと感じる必要はありません。大切なのは、継続的にケアを行うことです。
全年齢に共通して必要なエイジングケア方法
UVケア
UVケアは若々しい肌を保ちたい人にとって必ず取り入れるべきエイジングケア方法です。太陽光に含まれる紫外線は肌の老化やシワ、シミ、たるみなどの原因になります。
紫外線による肌老化ダメージ
- シワやたるみ
- シミの発生や悪化
紫外線は真皮にダメージを与え、シワやたるみを引き起こします。
紫外線がメラニン色素の生成を促進。シミの原因になり、肝斑やそばかすの悪化にも繋がります。
紫外線は夏だけでなく、冬やくもりの日にも降り注ぎます。日差しの弱い日中でも、SPF30・PA+++以上の日焼け止めを使用しましょう。
時間とともに効果が低下するため、外出時はこまめに塗り直すことが重要です。
保湿ケアは、紫外線のダメージから肌を守るだけでなく、花粉やPM2.5などによるダメージから肌を守る効果があるため、乾燥する時期には保湿力のある日焼け止めを活用することをおすすめします。
冬の弱い紫外線も、ダメージが蓄積して肌老化の原因に。肌を守るために、一年中紫外線対策を行うことが必要です。詳細は「日中用乳液おすすめランキング」で詳しく説明しています。
- 日中用乳液おすすめ人気ランキング20選!保湿力やコスパに優れた紫外線対策アイテムを徹底比較。
正しい洗顔・クレンジング
エイジングケアにおいて、全年齢に共通して重要なのが、正しい洗顔方法を取り入れること。
洗顔は、肌の健康を維持し、肌老化を遅らせるための『スキンケアの第一歩』です。
適切な洗顔アイテムとケア方法を取り入れることで、肌トラブルを防ぎ、美しい肌を保ちましょう。
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洗顔・クレンジングのコツと注意点
- 適切な洗顔料を選ぶ
- なるべく落としやすいメイクを選ぶ
- 洗顔時の摩擦を避ける
乾燥肌には控えめな洗浄力、オイリー肌は皮脂を適度に取り除く洗顔料がおすすめ。
強いメイクには強い洗浄力を持ったアイテムが必要。肌負担をなくすため、極力落としやすいものを選びましょう。
肌をこすらず、泡立てた洗顔料で肌を包むように洗いましょう。摩擦ダメージを最小限に抑えることが重要。
洗顔・クレンジング選びは、肌質に合わせたメイク選びから始まります。
年齢を重ねた肌はダメージを受けやすいため、なるべく落としやすいメイクを選び、メイクの強さに応じたクレンジングを選択しましょう。
普段遣いには、ミネラルファンデーションなどの洗顔料だけで落とせるメイクを選択することで、日々の洗顔によるダメージを抑えることができ、エイジングケアに繋がります。
エイジングケアにおすすめの洗顔料を紹介しているので、参考にどうぞ。
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食生活や睡眠を見直す
肌の健康は食事と睡眠時間に大きく影響されます。
外からのスキンケアだけでなく、内側から作られる肌の健康も維持するために、食生活と睡眠の質に注意しましょう。
美肌に導く生活習慣
- バランスの良い食事を心がける
- 適切な睡眠時間を確保する
- カフェインやアルコールの摂取に注意
野菜や果物、たんぱく質、良質な脂質をバランス良く摂取しましょう。特に、抗酸化作用のあるビタミンCやEは、美肌に効果的です。
一般的には、7~8時間の睡眠が推奨されています。個人差はありますが、自分に適した睡眠時間を見つけて、継続して確保しましょう。
カフェインやアルコールは、睡眠の質を低下させることがあります。寝る前のカフェインやアルコールの摂取は控え、良質な睡眠を目指しましょう。
適切な食事によりホルモンバランスが整い、肌トラブルの原因となる乾燥や皮脂の過剰分泌を抑えることができます。
良質な睡眠は成長ホルモンを分泌させ、肌の修復や再生に役立ちます。肌老化が進むのを遅らせるため、エイジングケアに効果的です。
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年齢を重ねた肌に起こる肌トラブル
年齢を重ねることで、肌のターンオーバーが低下し、保水力がダウン。肌のトラブルは年々増えていきます。
トラブルは未然に防ぐことが重要。なるべく早くエイジングケアを始めることで、肌トラブルの発生を遅らせることができます。
しわ(表皮ジワ、表情ジワ、真皮ジワ)
シワの種類と原因
- 表皮ジワ
- 表情ジワ
- 真皮ジワ
肌の表面にできる細かなシワで、主に乾燥や紫外線によって起こります。
表情によるクセが戻らなくなる状態のシワです。年齢を重ねることで肌ハリが衰え、シワの発生に繋がります。
紫外線(UVA)の影響でコラーゲンが変質し、深いシワが刻まれます。
年齢を重ねた肌に起こる「シワ」は、乾燥小じわやちりめんジワとも呼ばれる『表皮ジワ』、表情の癖によってできる『表情ジワ』、加齢や紫外線などが原因で深く刻まれる『真皮ジワ』の3種類に分かれます。
しわは発生する前に防ぐことが重要。どのタイプも保湿とUVケアで発生を遅らせることができるので、日頃のケアを徹底しましょう。
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肌シミ、くすみ肌
シミのタイプと年齢の目安、特徴
- 紫外線・加齢によるシミ(老人性色素斑)
- 肝斑タイプのシミ
- そばかす(雀卵斑)
- 炎症後色素沈着
- ADM
10代から|全年齢で対策が必要
30歳~40歳から|閉経後に薄くなることも
5〜6歳の幼児期から|思春期に濃くなり、その後薄くなることも
全年齢|半年〜1年で改善。ダメージ量やケアの問題で長引くことも。
10代後半〜30代|レーザー治療のみで改善できる
シミには大きく分けて5種類あり、種類によって発生しやすい年齢が異なります。
加齢によるシミの多くは紫外線によって発生し悪化するため、UVスキンケアを使用するだけでなく、帽子やサングラスを使って物理的に紫外線を防ぐことが重要です。
毛穴の黒ずみもまた、紫外線によるメラニンの発生が原因。肌をこすらない洗顔を意識して、優しくエイジングケアしましょう。
シミの種類と見分け方、ケア方法と対策をまとめてあるので、参考にどうぞ!
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たるみ毛穴
円状の毛穴が加齢によってたるみ、しずく状になってしまう『たるみ毛穴』。肌の土台を支えるコラーゲンやエラスチンが減少し、たるんでしまうことが原因です。
頬を引っ張ったときに毛穴が消えるのが目印。正しいエイジングケアを取り入れましょう。
たるみ毛穴の原因
- 加齢によるたるみ
- 乾燥
- ダイエットによる栄養不足や食生活の乱れ
紫外線によるダメージや、肌の酸化が原因で、ターンオーバーが鈍化し、たるみの原因になります。
肌が乾燥した状態が続くと、肌の弾力が衰えるだけでなく、紫外線によるダメージを受けやすくなり、たるみの発生に繋がります。
肌の健康に欠かせない成分が不足したり、睡眠不足などのストレスによって代謝が衰え、たるみの原因に。
年齢別のエイジングケアアイテム
自分の年齢に合わせたエイジングケアアイテムを取り入れることで、健康的な肌をキープしましょう。
年齢別におすすめのアイテムと選び方のコツをまとめているので、参考にしてくださいね。
●毛髪診断士:日本毛髪科学協会会員
●化粧品成分上級スペシャリスト
●YMAA(薬機法医療法認証)取得者
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