30代以上の女性抱えている髪の悩みや購入しているヘアケア用品の相場を調査するために、アンケートを実施しました。
目次
調査概要
調査対象:30歳以上の女性
調査エリア:全国
調査期間:2022年6月23~24日
調査方法:クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
調査人数:150名
調査サマリー
- 8割以上の人が髪の悩みを抱えていると回答。最も多い悩みは「白髪」。
- シャンプーの価格は60%の人が1,000円以内で購入しているという結果に。8人の人が「使用していない」と回答。
- トリートメントの価格は53%の人が1,000円以下の商品購入。18%の人は「使用していない」と回答。
- アウトバストリートメントは約60%の人が「使用していない」と回答。30代以降の利用率は半数以下。
- シャンプー・トリートメントの相場は2,000円以内と回答した人が最多の65%。年齢とともに高価格帯の需要が増加傾向に。
- 購入場所は全体の64%でドラッグストアが最多。次いでインターネット通販が人気。
髪の悩みがあると回答した人は約81%。最も気になる髪の悩みは白髪が56%で最多という結果に
全体の122人(81.3%)が髪に関する悩みがあると回答しました。悩みがないと答えた人は22人(18.7%)となり、多くの女性が何らかの悩みを抱えていることがわかりました。
最も多い悩みは56%の白髪。次いでダメージ・パサつきが43.3%、くせ毛・うねりが41.3%でした。
白髪
白髪を選択した人の回答
- 最近髪をかき上げると白髪が気になるようになったが、まだらなので効率よく染める手立てがわからないところが悩みの一つである。(30代:専門職)
- 自分は気にならない白髪だが、周りが「染めるのがマナーだよね」などとうるさいので、仕方なく染めている。毎日伸び続ける髪の毛なので、染めることに終わりがなくて面倒くさい。(40代:専業主婦)
- 白髪染めをしているせいで、髪の毛がパサつき、艶がなくなり、まとまりにくくなった。(50代:専業主婦)
- 白髪を染めることで髪にダメージを与えているとはわかっていても、染めずにはいられないから。加齢とともに髪が細くなり、ハリがなくなってきた。(60代:専業主婦)
白髪に悩みがあると選んだ人は、白髪染めの方法や頻繁に染めなければならないことに悩んでいるようです。
また、白髪を染めることでダメージに繋がり、ほかの悩みを増やしているという回答も見られました。
ダメージ・パサつき
ダメージ・パサつきを選択した人の回答
- カラーを長年続けているので、表面はサラサラに見えますが、髪の内側はかなり傷んでいると思うのでどうしたら解消できるか悩んでます(40代:会社勤務)
- パーマとカラーで傷んでおり、シャンプーのときに短い切毛が出る。乾燥して洗い流さないトリートメントや油が必須。(50代:専業主婦)
- 髪の手入れの仕方がいまいちわからない(30代:会社勤務)
ダメージやパサつきを選択した人はカラーやパーマなどの施術ダメージによって、悩みを感じているようです。
また、「お手入れ方法がわからない」と悩んでいる声も。
くせ毛・うねり
くせ毛・うねりを選択した人の回答
- 晴れの日は綺麗にまとまるけれど雨の中や湿気の多い日はボワボワ広がりうねってしまう。(50代:専業主婦)
- 加齢とともにくせ毛がひどくなった(70歳以上:専業主婦)
- 朝は気にならなくても、雨の日はいつの間にか広がりが気になり、スタイリングが難しいと感じる。(40代:会社勤務)
くせ毛やうねりに悩む人は、加齢によるもの、もしくは湿度の関係で悩んでいるようです。
また、スタイリングが難しいという声も寄せられました。
現在使用しているシャンプーの値段は約60%の人が1,000円以下と回答
現在使用しているシャンプーの価格は、60%以上が1,000円以下の商品を購入していると回答。
やはりプチプラの価格帯が人気のようです。
選択肢の中で最も高額な3,000円以上の高級シャンプーに関しては4.7%という結果になりました。
トリートメントは53%の人が1,000円以下の商品を使っており、18%の人は「使用していない」と回答
トリートメントの相場もシャンプー同様、1,000円以下が最も多いという結果になりました。
シャンプーに比べると、2,000円以上の高価なアイテムの需要が減り、「使用していない」と回答した人も増加。
シャンプーを使用していないと回答した8人を除くと、20人の人はインバスケアをシャンプーのみで完結させていることがわかりました。
アウトバストリートメントは約60%の人が「使用していない」と回答。年齢を重ねると共に需要が低下
シャンプー・トリートメントとは異なり、1,000円以内と答えた人と1,000円~2,000円と答えた人の差が4%ほどで大きな差はでませんでした。
アウトバストリートメント(洗い流さないヘアオイルやヘアミルク)に関しては「使用していない」と答えた人が91人で6割以上を占める結果に。
想像していたよりも、「使用していない」人の割合が多く、アウトバス用品の重要性がイマイチ浸透していないことが考えられます。
年代別で利用率を見てみると、30代の人は6割の人がアウトバストリートメントを使用していますが、40代、60代、70歳以上では3割程度という結果に。
年齢を重ねるとともに減少傾向が見られました。
シャンプー・トリートメントの相場は2,000円以内が65%で最多。年齢を重ねるとともに高価格帯の需要が増加傾向
シャンプー・トリートメントセットの合計は2,000円以内と答えた人が65%という結果になりました。
また、年代別で見てみると高価格帯に位置づけられる4,000円以上のアイテムを購入している人は年齢と共に増加していることがわかります。
ヘアケア用品の購入場所は64%でドラッグストアが最多。
ヘアケア用品の購入場所のアンケート結果では、大差をつけてドラッグストアでの購入が多いという結果になりました。
「その他」と回答している人は購入していない人やテレビの通販番組、いただき物といった回答でした。
まとめ
81%の人が髪に対して何かしらの悩みを抱えているものの、改善するためにしっかりお金をかけてケアしている人は少ないようで、シャンプーなどのヘアケア用品はプチプラ商品を購入している人が多いことがわかりました。
加齢の悩みも増えてくる50代以降ではシャンプー・トリートメントの相場が高くなっているようですが、アウトバストリートメントの利用率は30代以降から減少してる傾向にありました。
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