季節の変わり目に起きやすい花粉やPM2.5、ほこりなどのアレルゲンによる肌トラブル・・・通称「ときどき敏感肌」には、肌バリア機能を最適化してくれるスキンケアが欠かせません。
気温の上昇や空気の乾燥など肌バリアを低下させる原因はさまざま。
今回は資生堂 dプログラムシリーズのミスト化粧水、アレルバリアミストを実際に使って体験レビュー。口コミ調査と合わせて、花粉などのアレルギーを防ぐ理由についてプロが徹底的に解説していきます!
こんな人におすすめ
- 花粉やなどのアレルギーで肌が荒れやすい
- 頬や目の周りなどに乾燥を感じる
- 季節の変わり目に肌不調になりやすい
- 愛用の化粧水がしみてヒリヒリする時がある
- 頬に赤みが出ている
- 肌が乾燥してメイクが崩れやすい
- Tゾーンがテカってしまう
目次
アレルバリアミストの特徴
花粉による肌荒れを防ぐアレルバリアテクノロジー
dプログラムアレルバリアミストは、オイルと水分による均一膜の働きによって花粉などの微粒子汚れが肌に触れるのを防ぎ、肌荒れ・かゆみ・乾燥などのトラブルから肌を守る効果をもちます。
季節の変わり目で花粉症に悩まされる人は多いと思いますが、この花粉が肌荒れにも影響することをご存知ですか?
一年を通して起きる『花粉アレルギー』は、くしゃみや鼻水だけでなく、肌の赤みやヒリつきのほか、かゆみや乾燥までも引き起こし、メイクのノリを悪くしてしまいます。
かゆみを感じてかきむしることで肌バリアはさらに低下。症状を隠すためのメイクが原因で肌への負担が増えて、悪循環に陥ってしまうことも。
特に、乾燥肌の人は肌バリアが弱く、花粉などのアレルゲンによる影響を受けやすい状態。なるべく花粉による影響を抑えるためには、保湿スキンケアを取り入れましょう。
オイルと水分による均一膜とは?
アレルバリアミストの均一膜について詳しく知るために、資生堂のお客さま窓口に「均一膜とは一体何ですか?どんな成分で出来ているのですか?」と問い合わせてみました。
具体的な成分は教えてもらえませんでしたが、均一膜とは『肌を守る成分を肌表面に均一に塗布してアレルゲンが侵入する隙間を作らない技術』のこと、と返答をいただきました。
敏感肌にも安心な低刺激処方
含まれる成分のブロックでも紹介しますが、アレルバリアミストはデリケートな敏感肌を考えた低刺激処方が特徴。
40年を超える敏感肌向けの研究から資生堂が生み出した「dプログラムシリーズ」の化粧水は、安全性の高い成分を厳選し、無香料・アルコール無添加・パラベン無添加のクリーン製法で作られているとのこと。
肌荒れを整えながら肌バリア機能を整える効果をもちながら、敏感肌の方の協力によってアレルギー検査のためのパッチテストも実施された安全性の高い化粧水です。
品質管理の徹底された、医薬品製造と同じレベルの衛生基準をクリアした「クリーンルーム」で生み出された商品で、ニキビのもとになりにくい処方。通常の化粧品よりも純度の高い成分で作られています。
メイクの仕上げや外出先でも重ねて使えるミストタイプ
メイクの仕上げに、上から使えるミストタイプ。外出先で乾燥を感じたらシュッとひと吹きでアレルゲンや乾燥から肌を守ることができます。持ち運びやすいやすいコンパクトなボトルなので、乾燥を感じたタイミングで潤いを足すことが出来るのが◎
広範囲にまんべんなく広げることができるミストは、メイクの仕上げに使うことで、しっとりとした仕上がりを作ることもできる万能さを持っています。
花粉やほこりのダメージは室内よりも屋外で感じやすいですよね。外出先でも気軽に使えて、メイクの上からでも使いやすいミストタイプなのは使い勝手が良さそうです。
アレルバリアミストに含まれる成分
全成分表
【全成分】水,BG,テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル,DPG,グリセリン,ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン,PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル,トリメチルシロキシケイ酸,エリスリトール,塩化Na,ヒドロキシプロピルシクロデキストリン,アルギニン,ハマメリス葉エキス,ジメチコン,クエン酸Na,ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2,メタリン酸Na,クエン酸,ピロ亜硫酸Na,フェノキシエタノール
いくらメーカー側に安心ですと言われても、どうしても気になってしまうのが成分リスト。ぱっと見たところシンプルな処方で「ムダがない配合」に見えますが、アレルバリアミストにはどのような成分が含まれるのか、気になる成分をピックアップしてみました。
BG | 安全性が高い基剤。 防腐剤の代用品としても使われ、菌を育ちにくくする。 水分子を引き寄せ保湿する効果も。 |
DPG | PGの刺激性を少なくした成分。 滑りや伸びの良さを生み出す基剤。 保湿力や抗菌性を持つ。 |
グリセリン | 最も低刺激な基剤 NMFと同じ特性で肌の水分量をキープし、なめらかな使用感を生み出す。 敏感肌やインナードライ肌でも安心 |
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル | 水をはじき化粧崩れを防ぐ |
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン | 肌表面に滑らかでサラサラな皮膜をつくる |
トリメチルシロキシケイ酸 | 肌表面に滑らかな耐水性の被膜を作る |
ハマメリス葉エキス | 肌をやさしく守る成分 収れん効果 キメを整える 肌荒れを防ぐ |
無駄にあれこれと配合しないシンプルな処方で安全性の高い成分を使われています。抗菌性、保湿、低刺激、被膜という4つの効果が目立ちますね。
肌表面に皮膜をつくることで外部からアレルゲンが侵入するのを防ぎつつ、保湿と抗菌性をもたらす低刺激な化粧水です。
成分は全て安全性が高いといわれているものばかり。肌にやさしいものが含まれているので敏感肌の人も安心して使用できます。
アレルバリアミストを使用した人の口コミ
Roccoではdプログラムのアレルバリアミストを実際に使用しているユーザーの方々を対象にアンケートを実施。ネット上の口コミ調査と併せて口コミ評価を徹底分析しました!
- 花粉症じゃないけど保湿のために愛用しています。
- 持ち運びしやすいサイズ感で嬉しい!
- スプレーの出方がちょうどよくて肌がしっとり。
- 嫌にチクチクした花粉の感じとかが抑えられてる気がする
- ミストをかけるとしっとりします。
- 洗顔後の乾燥予防に良いです。
- お化粧直しのときにシュッとすると気持ちがいいです!
- マスクの摩擦にもいい感じ。これがないと困ります。
公式サイトの口コミだけでも驚くほど高評価!★1つなどの悪い口コミも探してみたのですが、一つも見当たりませんでした…。
ミストタイプの化粧水で、特に乾燥や肌荒れがひどい時の保湿にはとても役に立ちます◎メイク直しのときに使える便利さも高評価!
特に花粉による肌荒れ対策に効果的という声が多くありました。肌バリア効果だけでなく、化粧のもちも良くなると高評価。アレルギー肌の人に限らず愛用したくなる化粧水ですね。
実際にアレルバリアミストを使ってみた
毎年、季節の変わり目になると肌が荒れやすくなるroccoスタッフが実際にアレルバリアミストを使ってみました♪
アレルギー対策でミスト化粧水を使用するのは初めてなので、使用感や効果が楽しみです!
注文後、早速届いたので本体を取り出してみました。
コンパクトなボトルの外側のフィルムを外して使います。ボトルは半分透明なので残量が見やすくていいですね。
この外側のフィルムには全成分が表記されているので、内容が気になる人は、フィルムをすぐに捨ててしまわないように気をつけて下さいね。(実は私、気づかずに捨てちゃいました。汗)
ボトルの裏にある透明なラインを見ると化粧水とオイルの2層に分かれているのがはっきり見えます。ミストを噴射する前には、必ずボトルよく振ってその2層を混ぜてから使いましょう。
振って混ぜ合わせると、2層になっていた水とオイルが混ぜ合わさって、細かな気泡がゆーっくり上に上がっていきます。よーく混ぜ合わせたら使用OK!
ということで、まずは手の甲で試してみます♪
ノズルを押してシュッと吹きかけてみると、ほぼ無臭の細かいミストが肌を潤わせます。これなら他の化粧品やフレグランスの香りと混ざって変な臭いになることもないですね。
これだけ優しいミストなら、顔との距離をしっかり離して噴射することで、フェイスパウダー系のお粉でもヨレずに使えそうです。
吹き付けたミストを手でなじませるとベタつくことなくサラッとした感触に。ちょっとした皮膜を感じる使い心地が肌バリア効果を感じさせます。
気になったのは、うっすらと感じた皮膜感。これがアレルバリアテクノロジー??その効果を確かめるために、肌にしっとりと馴染ませたあと、水で濡らしてみました。
水が手の甲にまとわりつくこともなく、さっと水滴を弾き飛ばすサラッとした使い心地。
空気中のちりやホコリ、微細なアレルゲンをブロックするアレルバリアテクノロジーの力を感じますね!
ファンデーションの上からと、洗顔後にも使用してみましたが、手の甲に使うのと同じサラサラした使い心地で潤いを閉じ込めているような感触。顔に近づくゴミをスルスルッとブロックしてくれそうなバリア感が心地いいですよ。
メイクの崩れ具合を試してみた
直接肌に乗せた使い心地はサラッとして良いのですが、もうひとつ気になるのが「メイクの上から使っても崩れずにキープできるのか。ですよね。
どれくらいメイクをキープできるのか、手の甲にメイクを乗せて試してみました。
上から、ザ・セムのコンシーラー、シャネルのリップ、モテライナー、エチュードハウスのアイシャドウです。それぞれウォータープルーフ効果がなく落としやすいコスメです。
普段はこんなに厚塗りしませんが、落ち具合を試すために多めに塗ってみました。
この上からアレルバリアミストを吹きかけて、ティッシュオフした時にどれくらいメイク落ちしやすいかを検証してみます。
効果がはっきり見えるように「こんなに使わないよね」って思うぐらいの量を吹きかけてみました。
メイクの上からでもしっとりさを感じて、つけ心地がいいです。
この状態で、上からティッシュで「キュッ」と押さえて、メイクの落ち具合を試してみます。
リップとコンシーラーはティッシュに移って「やや落ち」しましたが、アイメイクの2つはまったく落ちずにキープしています。
今回はより落ちやすくするためにメイクもミストも多めの量を使って試してみましたが、普段使いならもっと落ちにくく、外出前の花粉防止や、外出先のメイク直し時にも使い勝手がよさそうです。
- RINO
乾燥肌
使用感が良かったので、撮影用のほかに自分用にも買っちゃいました!
これから本格的に花粉が飛び回る時期ですので、ブロック機能にあやかりたいと思います♪
アレルバリアミストの基本的な使い方
アレルバリアミストは肌バリアを高めるミスト化粧水というだけあって、使い方のコツを知ることで効果を最大限に発揮できます。
- 効果を最大限に高めるにはメイクの仕上げ、または日中のメイク直し時に使う。
- 水分と油分の2層タイプになっているため使用前によく振ってから使用。
- 顔から約15cmほど離し、目と口を閉じて顔全体に4回押し分を目安にスプレーし、手のひらで軽くなじませる。
メイク直し時は、あぶらとり紙やティッシュペーパーなどで余分な皮脂を押さえてから顔にスプレーすることで、サラサラで清潔な肌を保てます◎
毛穴が気になる部分は指先で軽くなじませ、その上にファンデーションやパウダーをのせるとキレイに仕上がりるので、ぜひ試してくださいね。
初めて使うならアレルバリア体感セットがおすすめ
アレルバリアシリーズを初めて使ってみたい!という人には、アレルバリアミストにお試し用のアレルバリアエッセンス5mlがセットになっているアレルバリア体感セットをおすすめします!
【おすすめの理由】
下記のリンクから、Web限定販売で送料無料にてミストとエッセンスの体感セットの申込みができます。
amazon(最安値リンク)だとエッセンスがついてこない単品で同じ価格となり割高。楽天(最安値)もエッセンスがついてこなくて送料分で割高になるので、公式での購入が一番オトクです。
アレルバリアミストと他の人気ミスト化粧水アイテムを比較してみた
dプログラムのアレルバリアミストと、ミスト化粧水の中でも敏感肌や肌の弱い人向けとして販売されている5つの商品を比較してみました。
商品の比較基準
- 空気中のちりやホコリ、花粉に対するバリアの機能
- 保湿力
- 香り
- コスパの良さ
商品名 | 汚れバリア | 保湿 | 香り | コスパの良さ |
---|---|---|---|---|
dプログラム アレルバリアミスト | 〇 | △ | 無香 | 〇(57ml 1,650円) |
ディオール ワンエッセンシャル ミストローション | 〇 | △ | フローラル系の香り | △(125ml 7,590円) |
アベンヌウォーター | × | △ | 無香 | 〇(150ml 1,650円) |
クラランス フィックス メイクアップ | 〇 | △ | ローズの香り | △(50ml 4,400円) |
アルージェ モイスチャーミストローション | × | 〇 | 無香 | 〇(150ml 2,530円) |
シュウウエムラ パーフェクターミスト | × | 〇 | 桜・菖蒲・檜・柚子の4種類 | △(150ml 4,400円) |
その結果、空気中の汚れや花粉などをブロックする機能があるのは以下のアイテムでした。
アレルバリアミスト
価格:¥1,650 / 57ml
ディオール ワンエッセンシャル ミストローション
価格:¥7,590 / 125ml
クラランス フィックス メイクアップ
価格:4,400円 / 50ml
ディオールのミストローションは重金属や有機化合物からの肌予防。クラランスのフィックスメイクアップは大気汚染と、外資系の会社だけあって工業的な空気汚染に対応する商品展開に見えます。日本独自の肌トラブルである花粉に対応するかは分からず、価格も高いのでコスパを考えると手を出しにくいところ。
国内向けの機能性でコスパが良いのはdプログラムのアレルバリアミストです。
花粉などの影響が気になる、季節の変わり目にもおすすめ
dプログラムのアレルバリアミストは、季節の変わり目になると人気が集中するミスト化粧水だといわれています。
敏感肌やアレルギー肌を持っている人の多くが「季節の変わり目になると肌が荒れる」と口を揃える原因は、以下の3つの条件が関係しているといわれています。
- 肌や体内の免疫力・抵抗力の低下
- 空気中を舞う花粉の量が爆発的に増える
- 花粉症やアレルギー症状の発症による一時的な肌荒れ
この肌荒れを引き起こす3つの原因を詳しく解説していきます。
免疫力や抵抗力低下の原因はストレスや生活リズム
体内の免疫力や抵抗力は、毎日の生活内容で決まります。
特にストレスは、免疫力や抵抗力を下げる最も強力な要因です。
びっくりしたり、一瞬ヒヤッとしたぐらいの瞬間的なストレスでも、レモン約5個分のビタミンCを一気に奪われてしまうのだとか。
時間的に不規則な生活や、栄養素が摂れていないアンバランスな食生活が続いていたりするのも、体内の免疫力や抵抗力がどんどん低下する原因になります。
花粉が飛んでいるのは春だけじゃない!
空気中で花粉が飛散しているのは春だけではありません。
春はスギやヒノキなどの花粉がピークになりますが、秋はイネやヨモギ、ブタクサなどの花粉がピークになります。
年間の花粉飛散量をグラフにした以下の図を見ながら説明していきましょう。
※データは関東地方のもの
スギ・ヒノキなどの花粉は2月~4月がピーク
スギやヒノキなどの花粉は、1月後半から飛び始めることを知っていますか?特にスギ花粉は2~4月がピークで、6月後半まで花粉の飛散は続きます。
ハンノキ属については、ピークという時期はありませんが、スギ花粉と同じように6月後半までは花粉が飛んでいます。
イネ科やヨモギなどの花粉は8月~9月がピーク
一年の後半の花粉飛散時期は春よりは少ないですが、実は8月から花粉が飛んでいるんです。
期間は9月いっぱいまで、非常に短期間ではありますが、花粉の飛散濃度が集中的に高いので油断はできません。
秋はイネ科やヨモギなど、直接顔に付着しやすい高さに生えている植物の花粉ばかり。近くを歩くときには特に注意したいですね。
花粉症やアレルギー症状と肌荒れはリンクする
花粉症やアレルギー症状が発症している時は、空気中の微細なホコリなどが目や肌に触れると、過敏に反応してかゆみやヒリヒリ感が出てきます。
肌にアレルギーが付着することで、肌が乾燥してザラザラに。乾燥が新しいアレルゲンの侵入を許してしまうことで、肌荒れの連鎖が続いてしまうのです。
アレルギー肌は特定の物質に免疫が反応して起こるもので、他の人には何の問題もない物質でアレルギー反応が起こったりします。アレルギー反応の特徴として、かゆみやヒリヒリ感があります。
一方敏感肌は、肌の乾燥が原因で角質層の真下の神経が化粧品や空気中の微細なホコリを感じ取ることでかゆみやヒリヒリ感を感じてしまう状態のことを言います。
どちらも似た反応なので、アレルギーなのか敏感肌なのかが判別しにくいですが、アレルギー反応の場合は目のかゆみを伴うことが多いと言われています。
早めに花粉やアレルギー対策を始めて肌トラブルを防ぐ
肌の疲れや、生活のリズムが変化したりするこの時期。
空気中を飛び回る花粉の影響で鼻がムズムズしたり喉がイガイガしたりしてくる人や、敏感肌による肌荒れ、アレルギー肌を感じる人が増えてくる時期でもあります。
この時期こそが花粉やアレルギー対策を始めるのにベストなタイミング。メイク後の一吹きで空気中の微細な物質をブロックするdプログラムのアレルバリアミストがイチオシです◎
まとめ:アレルバリアミストで敏感肌はもう怖くない!!
アレルバリアミストは、普段はそこまで肌が弱くないのに、気候の変化やちょっとした刺激で「敏感肌」になるという人には特におすすめのミスト化粧水です。
季節の変わり目に起きる肌荒れ対策のために、今のうちからdプログラムのアレルバリアミストでお肌を守っていきましょう◎
●毛髪診断士:日本毛髪科学協会会員
●化粧品成分上級スペシャリスト
●YMAA(薬機法医療法認証)取得者
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