ブリーチを使ったヘアカラーが色落ちしてきた際の黄ばみを抑えるために必要不可欠な紫シャンプー(通称ムラシャン)。
ムラシャンを初めて使う人にとっては「どの商品がしっかり効果を感じられるの?」「正しい使い方や頻度などが知りたい」などの疑問を抱えていることと思います。
そこでこの記事では、ドンキやドラッグストアで購入できる市販品~人気のサロン専売品をランキング形式でご紹介。さらに、効果的な使い方やメリット・デメリットなど、ムラシャンについてのアレコレを徹底解説していきます。
おすすめのムラシャンが知りたい人や正しい使い方でケアしたい人は参考になること間違いなしです!
紫シャンプーってどんな効果があるの?
紫シャンプーは、ブリーチをした髪の黄ばみを抑えることと、ヘアカラーの色持ちを高める効果があります。
ポイントごとに解説していきます!
ブリーチ後の髪の黄味を抑えてくれる
紫シャンプーには「補色効果」によってブリーチ後などの髪色から黄味を抑えてくれる効果があります。
補色効果とは?
補色効果とは反対の色が混ざり合う事によって互いの色を消し合う性質のこと。
上の表は「色相環」と言って、色をグラデーション状に丸く表現したもの。
各色の反対側にある色は、その色の「補色」となり、お互いに打ち消しあう性質を持ちます。
- 黄色の補色は紫
- 赤色の補色は青緑
- オレンジ色の補色は青
ブリーチをした髪は黄色っぽくなるため、反対色である紫をプラスすることで、お互いの色を打ち消し「ホワイトやシルバー」っぽい色に見せてくれることができます。
そのため、黄ばみを抑制したいのであれば紫シャンプーは必須アイテムと言えます。
また、ムラシャンはヘアカラーの色味や退色具合によって使用頻度は異なります。染毛するものではなく、通常のシャンプーもブリーチ毛に合う商品を選ぶのがおすすめです!
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ヘアカラーを長持ちさせてくれる効果がある
紫シャンプーを使用すると補色するだけでなく、ヘアカラーの退色を抑制することができます。
うっすらカラーを入れていくことができるため、ホワイトやシルバー系、アッシュ系のカラーに染めている髪の色落ち防止サポートが可能です。
ブリーチをした後、ホワイトやシルバー系カラー以外のオンカラーしている人は、そのカラーに合うカラーシャンプーを選びましょう!
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紫シャンプーの選ぶポイント
紫シャンプーを選ぶポイントは、色素の濃さとできるだけダメージを与えない成分構成のアイテム。
最も重要なのは、自分の求める染毛力であること。
併せて、ダメージを与えにくく補修成分が配合されている商品を選ぶことで、美しい髪色と共に美しい髪質をゲットすることができます。
ポイントごとに解説していきます!
染毛力で選ぶ
紫シャンプーを使う際に確認してもらいたいのが染毛力。
おすすめはHC染料と塩基性染料が組み合わせられた紫シャンプーを選ぶことです。
染毛力、キープ力、頭皮への優しさを兼ね揃えた組み合わせになるので、しっかり染まる紫シャンプーを求める人はぜひチェックしてください。
補修成分の配合をチェックする
紫シャンプーを使う人に必ずチェックしてもらいたいのが補修成分。
ダメージの蓄積が進行している髪には、内側と外側をそれぞれ補修してくれるシャンプーを選ぶことが鉄則です。
内部補修には「加水分解ケラチンやペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)」、髪表面(キューティクル)を整えるには「エルカラクトンやメドウフォーム-δ-ラクトン、アルガンオイルなどの植物オイル」がおすすめ。
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優しい洗浄成分のアイテムを選ぶ
髪のダメージが気になる人は、補修・保湿効果を持つPPT系洗浄成分か適度な洗浄力と本来髪に必要なうるおいを残すアミノ酸系洗浄成分、ベビーシャンプーにも使われるベタイン系洗浄成分のいずれかがおすすめ。
高級アルコール系やオレフィン系は高い洗浄力で本来必要なうるおいまでも洗い流してしまう可能性があるため、避けるのが賢明です。
ムラサキシャンプーおすすめ10選
第1位:KYOGOKU|カラーシャンプー(ブルーパープル)
ほんのり青みが入っているため、黄ばみだけでなくオレンジっぽさもぼかしてくれるムラシャン。
濃く発色しすぎないため、ブリーチによる明るさは保ちつつ絶妙なくすみカラーに仕上げます。
また、泡立ちも良好なのでムラになりにくいのもポイントです!
グレージュっぽいカラーが好きな人やムラ染まりを回避したい人におすすめの逸品。
ダメージケア成分の配合がないので、同ブランドのトリートメントや補修力の高いトリートメントを併用してください!
第2位:クオルシアカラーシャンプー
確かな染毛力と13種類の植物エキスの配合が特徴のカラーシャンプー。
毛髪への優しさが考えられたアミノ酸系の洗浄成分を採用しているのもポイントです。
懸念点としたらカラーシャンプーの中では染毛力が高すぎるところ。
3~4回ブリーチしている人が時間を置きすぎるとしっかり色が入ります。
逆に放置時間を変えるだけで補色したい人にも色をしっかり入れたい人にも対応してくれるため、どんな人にも合うおすすめ商品と言えるでしょう。
第3位:シュワルツコフグッバイイエローシャンプー
シャンプーやトリートメントなど数々の人気商品を生み出している人気ブランド「シュワルツコフ」から発売された紫シャンプー。
優しい洗浄力と髪にハリ・コシを与えるパンテノールの配合が魅力のアイテムです。
多数のムラシャンを使ってきましたが、初めて使用したとき衝撃を受けたアイテムのひとつです。
高い染毛力を求める人にイチオシのアイテム。
第4位:ミルボン オルディーブアディクシーカラーケアシャンプー
市販トリートメント商品で人気の高い「ミルボン」から発売された紫シャンプーです。
「CMADK」が髪の内部部分まで浸透し、髪のダメージ部分を補修。髪のハリ・コシを守りながら黄ばみを抑える事ができます。
髪の補修効果があるので日を空けず毎日の利用もOK。毎日使うことで、より効果を実感できます。
他の商品に比べると爪に着色しにくいのも特徴。
第5位:plus eau (プリュスオー) カラーシャンプー
SNSでも話題になった市販アイテム。確かな発色が魅力的な商品です。
ただ、染まりが良すぎるあまりにムラ染まりになったというネガティブな意見も。
初心者の人には逆に使いにくいと感じる場合があるので、放置時間を短めにしたり、ムラにならないようにしっかり泡を行き渡らせることを意識しましょう。
第6位:アレスカラー|ムラサキシャンプー(ムラシャン)
ヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持つリピジュア(ポリクオタニウムー61)やグリセリン配合で、洗い上がりもしっとりとした質感を保てます。
普通のシャンプーのように泡立ちがいいので摩擦が起きづらいのも人気の秘訣。
同シリーズのムラサキトリートメントと一緒に使用するとより高い効果を実感できます。
第7位:ROYD(ロイド)カラーシャンプー
ロイドの紫シャンプーは色を保つという効果より、黄ばみを抑える効果にこだわったカラーのアイテム。
ポンプ式なので使いやすいのもおすすめポイントです。
ボトル一本あたりの量が他の商品に比べて多く、コストパフォーマンスに優れた商品。
リッチモイスチャー仕様でヘアカラー後の傷んだ髪のきしみを軽減します。
第8位:Y.S.パーク ホワイトルックシャンプー
最大の特徴は手や浴室を染めずに髪だけに色が残ることです。
お風呂場の床や壁に飛んで気づかずにシミになることもなく使用することができるため、紫シャンプーを使うたびにお風呂場の掃除をしているという人にもおすすめ。
ブリーチをした白っぽいヘアカラーをキープすることができます!
5、コカミドDEA、PPG-25‐グリセレス-22、PEG/PPG-20/22メチルエーテルジメチコン、ポリクオタニウム-10、DPG、安息香酸Na、レシチン、卵黄油、ヒアルロン酸Na、香料、紫401
第9位:カラタスヒートケアシャンプーPr
成分だけで見ると洗浄力が高く、健康毛の人向けの商品。
ブリーチ毛の人が使用することが前提の紫シャンプーとしては、おすすめ度は低めになってしまいます。
ドラッグストアで買える商品から試したい人向けのアイテムです。
第10位:ALIVE|カラーキープシャンプー パープル
ハイライトやグラデーションカラーなどブリーチを得意とする美容室「ALIVE」のサロンワークから生まれたカラーキープシャンプー。
濃さにとことんこだわって作ってあり、しっかり色を入れたい人におすすめです。
ハチミツや植物オイルなどの配合によってつややかな仕上がりへと整えます。
第11位:N.カラーシャンプーPU(パープル)
ヘアスタイリング剤が大人気のNドットから発売されたカラーシャンプー。
ヘアカラーをキープする成分に加えて、保湿成分(シルク、ハチミツタンパク)や色落ちを防ぐコーティング剤(ブロッコリー種子油)、頭皮環境を清潔な状態に保つ成分(セージ葉エキス、ローズマリー葉エキス)が配合されています。
「シアバター、ポリクオタニウム-47」を配合することでカラーシャンプー独特のキシミやすさを改善し、カラーを維持しながら髪のケアもできる優れものアイテム。
第12位:スロウカラーアッシュシャンプー
日本人独特の赤みを抑えてスロウカラーの本質であるアッシュカラーの色持ちを向上させるアッシュ系のシャンプー。
退色抑制を追求した「イオンコンプレックスプロテクション処方」を採用しているのが特徴です。
染料の流出を抑えると同時にツヤ、潤いを与えて退色の進行の中で抜けやすい寒色染料を補います。
紫シャンプーのメリット・デメリット
ムラサキシャンプーは通常のシャンプーと違い、ヘアカラーの退色を防ぐことに特化したシャンプーです。
メリット・デメリットを把握してしっかり理解した上で使用するようにしましょう。
紫シャンプーのデメリット
- 肌(頭皮)が弱いあと刺激を感じる可能性がある
- 黒髪は効果が得られない
- 通常のシャンプーより髪が軋む
- お風呂場に色がつく可能性がある
ムラサキシャンプーはシャンプーをしながら色素を入れていくため、「紫401」などの水溶性色素や、塩基性色素などが配合されています。
これらの色素は髪の表面に付着して色を付ける成分で、通常のヘアカラーのように髪内部に浸透して色を付けるタイプよりも負担が少なく、安全性が高い成分と言われていますが、肌が弱い人はパッチテストをしてから使用をはじめましょう。
また、紫シャンプーは、主にブリーチをして色素を抜いた髪の黄ばみを抑える目的で使用するものなので黒髪には効果がありません。
なぜなら、ムラサキシャンプーには髪を染める効果があまりなく、補色の関係を利用して黄色味を紫色で抑える(消す)性質があるからです。
通常のシャンプーに比べ、美容成分や髪の通りをよくするコーティング剤の量が少ないため、ヘアケア重視の方には向いていません。
指通りをよくしたい場合は、しっとり系のトリートメントとの併用をおすすめします。
また、色素成分がお風呂場に付着してしまう場合があるので壁や床についた時はすぐに洗い流すようにしましょう。
紫シャンプーメリット
- 染めたてのヘアカラーをキープ出来る
- 美容室にこまめに行く必要がない
- 毎日のシャンプーを紫シャンプーに変えるだけでカラーキープが出来る
ムラサキシャンプーの一番のメリットは、綺麗なカラーをキープして色落ちを防ぐこと。
通常は、ブリーチを使ったカラーの場合、1~2週間で黄色味が出てきてしまいます。
ですが、ムラサキシャンプーを使用することで退色を抑えることが出来るので、美容室に染め直しに行く回数が減るので金額的にも負担が少なくなるのも嬉しいポイント。
ムラサキシャンプーの効果的な使い方
紫シャンプーは使用方法次第で効果を高めることができます。
そのため、正しい使用方法を理解しておくことも必要です。
泡立て
使い方はふつうのシャンプーと同じで充分に予洗いしたあとしっかり泡を立てて洗います。
この時に髪にゆっくり揉み込むように泡を立てていくのがおすすめ。
泡がたちづらい時は少しお湯を足していき、泡がへたるようだったら紫シャンプーも追加するといいでしょう。
モコモコの泡ができると泡パックがしやすくなります。
泡パック
紫シャンプーの効果を高めるのに最も重要なのが泡パックです。
シャンプー後、5分~10分ほど泡パックするだけで普通に洗ってすぐ流すよりも効果を実感することができます。
使用頻度は2~3日に1回のペース。毎日使ってもいいものは毎日使うとより効果を感じられます。
紫トリートメントを併用してみる
しっかり色を足したい場合は、紫トリートメントの併用もおすすめです。
水気を切ってから、髪にゆっくり押し込むように塗布します。
3~5分放置しましょう。
洗い流す
洗い流す際に、紫の色水がでなくなるまでゆっくり念入りにすすぐようにしましょう。
すすぎが甘いとタオルや寝具へ色移りしてしまう可能性があります。
良質な髪になるためにも、すすぎはしっかり行うのが基本です。
まとめ
いかがでしたか?
この記事ではおすすめの紫シャンプーをランキング形式でご紹介しました!
色を抜くだけで黄色が全面的に出てしまうのが日本人の髪の特徴でもあります。
紫シャンプーはせっかくハイトーンの外国人風にしたのにすぐに色落ちしてしまうという人にイチオシしたいアイテム。
紫シャンプーを使っておしゃれなカラーを長く保ちましょう!
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