洗うたびに毛髪を染めるカラーシャンプーは、ヘアカラーの退色防止や白髪ケアに便利なアイテム。さまざまなメーカーのものがあり「どれくらい染まるのか」「よく染まるのはどの商品か」など、気になることばかりですよね。
そこでこの記事では、毛髪診断士が商品を実際に使って、洗うたびに染まるシャンプーを徹底調査。洗うたびに染まるシャンプーランキングを「白髪用」「カラーケア用」の2種類に分けて紹介します。
洗うたびにしっかり染める方法や、白髪用とカラーケア用の違い、求める仕上がりに合わせた正しい商品の選び方などについても解説。アイテムごとの染まりには大きな差があります。失敗して損する前に、ぜひ参考にしてください!
目次
洗うたびに染まるシャンプーは「カラーシャンプー」です。
いつものシャンプーと置き換えて、洗うたびに髪を染めることができるカラーシャンプー。特徴をちゃんと知らないと必ず失敗するので、他のカラー剤との違いやメリット、思わぬ落とし穴(デメリット)について確認しておきましょう。
他のカラー剤との違い
洗うたびに染まるシャンプーの特徴
- 髪や頭皮に優しい
- 毎日でも使用できる
- 控えめな染毛力で自然に仕上がる
- 誰でも簡単にセルフ染めできる
洗うたびに染まるカラーシャンプーはヘアカラー(1剤・2剤を混ぜ合わせて使うカラー剤)とは違い、髪や頭皮に優しい成分と染料で作られているのが特徴。髪へのダメージがほとんどないため毎日でも使用でき、染毛テスト時にもカラー剤によくある独特な匂いや髪のパサツキをほとんど感じませんでした。
染めるために特別な道具や技術は必要なく、洗ってすすぐだけで完了するシンプルさがウリの染毛料です。
控えめな染毛力で、元の髪色を活かして染めることができるため、セルフでも自然な仕上がりに。最近ではシャンプー以上に毛髪補修効果を重視した商品も発売されています。
カラーシャンプーの「思わぬ落とし穴(デメリット)」
カラーシャンプーのデメリット
- 髪を明るくできず、濃い色が入らない
- 色持ちが悪い
- 商品ごとの染まりに差が大きい
- 素手でも使えるが爪に付くと取れにくい
洗うたびに染まるシャンプーでは髪の色を明るく変えることはできません。黒髪をブラウンやピンク、アッシュ系に変えることはできないので、事前にブリーチを使用して色を落とす必要があります。
濃い色を入れるのも苦手で、カラー履歴のない白髪を完璧な黒髪に染めることはできません。逆にカラー履歴のある髪はやや染まりやすい特徴があり、履歴のない根本と染毛を繰り返した毛先では染まりに差が出てしまうのがデメリットです。
また、色持ちが悪くシャンプーするだけですぐ落ちるので毎日使用する必要があり、使用するたびに少しずつ深い色に染まっていきます。手や浴槽についても落ちやすいものの、爪の間やネイルに付いたまま放置すると取れにくくなるので、すぐに洗い流すか染毛用の手袋を使いましょう。
大きく分けると「白髪染め用」と「カラーケア用」の2種類があり、カラーの方向性が全く違います。それぞれの特徴をしっかり知っておきましょう。
白髪用とカラーケア用の違いは?
白髪染め用カラーシャンプー
白髪用カラーシャンプーの特徴
- 白髪をぼかしながら自然な仕上がりに整える
- カラーケア用よりも深めの色に染まるがカラー展開が少ない
- 毛髪補修成分と頭皮ケア成分が豊富に含まれる
洗うたびに白髪をぼかしながら染めることができる白髪用カラーシャンプー。
深めのカラー展開が特徴で、白髪にしっかりと着色させるため、ブラックやダークブラウンなどの暗めカラーには濃く深い色の染料が使われています。
ブラウンは髪を明るく染めている人向け。黒髪の人が選ぶと白髪だけ明るいブラウンになります。
化粧品成分上級スペシャリストの知識を活かして手に取った全商品の成分を解析しましたが、カラーケア用のシャンプーよりも毛髪補修成分や植物エキスを豊富に含む商品が多く見られました。
白髪染めヘアカラーによるダメージや、年齢を重ねた髪のダメージホールをケアすることで、仕上がりの向上や色落ちの低減を狙った設計になっているようです。
POINT
白髪用カラーシャンプーは白髪を染めるために深めのカラー展開が多い。髪色に合わせた色選びが重要。カラーケア用カラーシャンプー
カラーケア用カラーシャンプーの特徴
- ブリーチやヘアカラーなどで明るくした髪に使う
- 鮮やかで幅広いカラー展開
- カラーの褪色を防止したりブリーチの黄ばみを落ち着かせる
洗うたびに染まるカラーケア用のシャンプーは、ブリーチで明るくした髪の黄ばみを落ち着かせたり、ヘアカラーの色落ちを抑えてカラーの頻度を減らすために使われます。
鮮やかな色のアイテムが多いですが、黒髪に使用しても色はほとんど入りません。また、白髪に使用すると白髪部分だけが明るく発色してしまうので、白髪部分だけが浮いてしまいます。
POINT
カラーケア用はハイライト部分の色をアッシュ寄りに変化させたり、明るめのヘアカラーの色持ちをキープするために使いましょう。色が浅く入るため白髪の染毛には向いていません。洗うたびに染まるシャンプーはどう選ぶ?失敗しない選び方3つ
洗うたびに染まるシャンプーの選び方
白髪用は自分の髪色に合わせて選ぶ
洗うたびに白髪が染まるシャンプーを選ぶ際には、必ず自分の髪色より少し暗い色を選ぶのが鉄則です。髪を明るくすることはできないので、黒髪に染めている人がブラウンを選ぶと絶対に後悔します。
白髪染めヘアカラーの退色防止に使う場合は、単体で使うよりもしっかりと色が入りますが、明るいブラウンを使って何度繰り返して染めても明るいブラウン止まり。ダークブラウンなら染毛時間を短くしたり、使う頻度を減らすことで明るさを多少調整することはできます。
個人的にはブラックがイチオシ。白髪染めヘアカラーの褪色防止にも使いやすく、単体で使ってもグレイッシュな年相応の仕上がりに整えてくれます。
カラーケア用は求める仕上がりと入れたカラーの組み合わせで選ぶ
洗うたびにカラーをケアするシャンプーは、元の髪色と求める仕上がりによって、どの色を選ぶべきかが異なります。
基本となるカラー展開と、どんな効果があるか、どんな人におすすめかを確認してください。
カラーケア用のカラー展開と特徴
- 紫シャンプー(ムラシャン)
- 黄色の補色となる青を入れることで、ブリーチ後の黄ばみを除去。
- ホワイト系のハイトーンカラーや、明るめのハイライトを入れている人向け。
- シルバーシャンプー
- 紫シャンプーよりも青みや緑味の強いカラー。くすみ系の色をキープできる。
- シルバー系やグレー系に染めている人向け。商品によってはブルー系に対応するものも
- アッシュシャンプー
- オレンジを打ち消すカラーで、赤みを消してアッシュカラーを長持ちさせる。
- アッシュ系のカラーを入れた髪の透明感をキープ。
- ピンクシャンプー
- 赤系の色をキープしたりハイトーンをピンクに染める。
- ピンク系・レッド系に染めている人向け。暖色系は色が入りやすいので、効果を実感しやすい。
洗浄成分は頭皮の状態に合わせて選ぶ
洗うたびに染まるシャンプーには染料が含まれています。低ダメージな染料とは言うものの、全くダメージがないわけではなく、頭皮の状態が悪いときに使用するとフケやかゆみの原因になることもあります。
また、強すぎる洗浄力を持ったシャンプーは髪を傷めてしまうので、キューティクルが開いてカラーの持ちも悪くなります。
特に頭皮が乾燥しやすい人や傷んだ髪の人が洗浄力の強すぎるシャンプーを使うのは×。ヘアカラーなどで傷んだ髪と頭皮には、アミノ酸系やベタイン系の優しい洗浄成分を選びましょう。
数日置きでカラーシャンプーを使う人は、普段使いのシャンプーにも注意。洗浄力が強いシャンプーはカラーシャンプーの色を落としやすいので、なるべく優しい洗浄成分を使いましょう。
洗うたびに染まる白髪用シャンプーおすすめランキング
洗うたびに染まる、おすすめの白髪染めシャンプーをご紹介します。
商品はすべて染毛テストを行い下記基準にて採点。よりおすすめできるアイテムを上位に配置しています。
ランキング選定基準
- 染まりの良さと仕上がりイメージでの採点
- 全商品、白髪割合100%の人毛毛束と、50%の人毛毛束でテストしました。
- カラーはブラックを使用。ブラックのラインナップがない商品はダークブラウンを使用し、染毛時間と放置時間、洗浄時間を統一してテスト。よく染まるアイテムは加点し、染まりにくいものや仕上がりのイメージとかけ離れているものは減点しました。
- 成分の専門家による評価
- 化粧品成分上級スペシャリストが、配合されている全成分を調査し、洗浄成分と保湿成分、補修成分、染料、独自成分の有無を条件に採点しました。
- ※記事作成のルールについて
- 色持ちの良さを検証
- 市販シャンプーで繰り返して洗浄し、色持ちの良いものは加点し、色落ちが早いものや偏ったカラーに色落ちする商品は減点しました。
- 口コミのインターネット調査
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調査方法 インターネット調査 調査対象 カラーシャンプーを使用した男女
有効回答数376人調査期間 2023年10月 -
カラーシャンプーに最も求められる効果は『カラーケア効果』で、23.1%。次いで『香りの良さ』が15.9%。『トリートメント効果』を求める人は10.%という結果でした。
各商品の採点に対して、求められる効果で重み付けをし、ランキングの基準としています。
より多くの商品が知りたい人は全16種類を比較した白髪染めシャンプーのみのランキング記事も参考にしてみてくださいね。
- 白髪染めシャンプーおすすめ14選ランキング|全商品テストして仕上がりのカラーを調査
利尻昆布白髪用カラーシャンプー
- 泡タイプ
- 超ド定番アイテム
白髪染めシャンプーの定番アイテム利尻カラーシャンプー。
染毛テストでは洗うたびにだんだんカラーが定着し、ブラックはアッシュを感じるナチュラルなブラックに、ダークブラウンは樹皮のような落ち着いた風合いに整いました。
染毛力の高さはもちろん、利尻昆布やトリプルPPT成分、27種のうるおい成分による毛髪補修や指通りの高さも兼ね揃えていて、アミノ酸系の洗浄成分で頭皮や毛髪にも優しいのもおすすめポイント。
何を買うか迷ったら利尻を選ぶのがおすすめです。
ユーザーレビュー
洗浄成分 | アミノ酸系 |
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染料 | 天然染料 塩基性染料 HC染料 |
カラー展開 | ライトブラウン ナチュラルブラウン ダークブラウン ブラック |
取り扱い店舗 (※店舗によって異なります。) |
マツモトキヨシ系列 ココカラファイン サンドラッグ ロフト 東急ハンズなど |
成分表 |
【全成分】水、ラウラミドDEA、コカミドプロピルベタイン、ラウレス-4カルボン酸Na、ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシン、ポリクオタニウム-10、ココイルアラニンTEA、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、PEG-32、PPG-3 カプリリルエーテル、リシリコンブエキス、アルギニン、アルギン酸Na、アルテア根エキス、アルニカ花エキス 、エタノール、オオウメガサソウ葉エキス、オクラ果実エキス、オタネニンジン根エキス、オドリコソウエキス、オランダガラシ葉エキス、カミツレ花エキス、カワラヨモギ花エキス、クエン酸、グリチルリチン酸2K、ゲンチアナ根エキス、ゴボウ根エキス、加水分解シルク、セイヨウアカマツ球果エキス、セイヨウキズタ葉エキス、センブリエキス、ニンニク根エキス、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、フェノキシエタノール、フユボダイジュ花エキス、プラセンタエキス、ボタンエキス、ポリクオタニウム-53、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7、マロン酸ビスエチルヘキシルヒドロキシジメトキシベンジル、ユズ果実エキス、ローズマリー葉エキス、ローマカミツレ花エキス、ローヤルゼリーエキス、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解コンキオリン、カキタンニン、乳酸、乳酸Na、カプリル酸グリセリル、ウンデシレン酸グリセリル、PEG-2ベンジルエーテル、コシロノセンダングサエキス、ムラサキ根エキス、ウコン根茎エキス、加水分解クチナシエキス、水溶性アナトー、HC黄4、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、塩基性青75、塩基性茶16、塩基性赤51、塩基性黄87、塩其性青99
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- 利尻カラーシャンプーは染まらない? 全色染毛テストで良い・悪い口コミを判定。成分解析で副作用を検証しました。
バランローズ|KUROクリームシャンプー
- クリームタイプ
- よく染まる
クリームタイプならではの染まりの良さで、シャンプー・トリートメント・白髪染めの3役を担うオールインワンタイプのバランローズ黒クリームシャンプー。
気になる生え際白髪も色づくしっかりとした染毛力と、まとまりのあるなめらかな指通りを叶えるのが特徴です。
さすが、クリームシャンプーといった仕上がりでしっかり染め上げることができます。
ただシャンプーというよりは白髪染めトリートメントと同じ様に使う必要があり、難易度が上がっちゃうので簡単さや手軽さを求める人は、泡立つシャンプーを購入するのがおすすめです。
ユーザーレビュー
洗浄成分 | カチオン型界面活性剤 |
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染料 | 天然染料、HC染料 |
カラー展開 | ダークブラウン、ナチュラルブラック |
香り | エレガントローズの香り |
シリコン | ノンシリコン |
内容量/価格 | 400g/2,178円 |
10gあたり | 49.5円 |
成分表 |
水、セタノール、N-オレイルヒドロキシヘキサナミド、PPG-90ブチルエーテル、ベヘントリモニウムクロリド、イソステアリン酸水添ヒマシ油、ウコン根茎エキス、ムラサキ根エキス、ベニバナ花エキス、クチナシ果実エキス、(加水分解シルク/PG-プロピルメチルシランジオール)クロスポリマー、フルボ酸、加水分解ケラチン(羊毛)、カンゾウ根エキス、ヒマワリ種子エキス、チャ乾留液、カキタンニン、ミツイシコンブエキス、センブリエキス、アルガニアスピノサ核油、ホホバ葉エキス、加水分解ダイズエキス、ラベンダー花エキス、バオバブ種子油、ダマスクバラ花エキス、トウキンセンカ花エキス、オウゴン根エキス、オトギリソウ花/葉/茎エキス、ドクダミエキス、ローズマリー葉エキス、ザクロ果皮エキス、ハイビスカス花エキス、グリコシルトレハロース、(水添ロジン/ジイソステアリン酸)グリセリル、加水分解水添デンプン、ダマスクバラ花油、ニオイテンジクアオイ油、ローズマリー葉油、ラベンダー油、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール、水添ココグリセリル、クエン酸Na、PEG-90M、シリカ、グリセリン、グリシン、BG、エタノール、硫酸亜鉛、イソプロパノール、フェノキシエタノール、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、香料、(+/-)HC青2、HC赤3、HC黄2、HC黄4
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- バランローズKUROクリームシャンプーの悪い口コミって本当?染毛テストや成分解析もご紹介。
ソシア|グローリン・ワンクロス
公式サイトでのアピールほど1回目から濃く発色することはできませんが、回数を重ねれば比較的染まりやすい白髪染めシャンプーです。染毛テストではブラックもブラウン寄りに染まりました。暗めのブラウンを探している人はブラックを選びましょう。
ヘマチンやケラチン/シルクPPT、プロティキュートなど毛髪補修成分の豊富さ◎。特に年齢を重ねて髪のパサツキが気になりだした人におすすめの成分で構成されています。アミノ酸系の洗浄をメインにベタイン系を組み合わせてあり、優しい洗浄力を持っているのも特徴の一つ。
洗浄成分 | アミノ酸系 |
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染料 | 塩基性染料 HC染料 |
カラー展開 | ナチュラルブラウン リアルブラック |
成分表 |
【全成分】水、ラウラミドDEA、コカミドプロピルベタイン、ラウレス-4カルボン酸Na、テトラオレイン酸ソルベス-60、アシル(C12,14)アスパラギン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、褐藻エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、グルコシルヘスペリジン、ヘマチン、ラウルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)、キハダ樹皮エキス、アロエベラ葉エキス、ダイズ種子エキス、レモン果実エキス、サトウキビエキス、チャ葉エキス、ユズ果実エキス、アカヤジオウ根エキス、ローズマリー葉エキス、ボタンエキス、シャクヤク根エキス、マドンナリリー根エキス、ヒアルロン酸Na、キトサンサクシナミド、加水分解シルク、加水分解コラーゲン、BG、デキストリン、塩化Na、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-11、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-2Na、安息香酸Na、ソルビン酸K、フェノキシエタノール、エタノール、香料、(+/-)塩基性茶16、塩基性青75、塩基性青99、塩基性赤51、塩基性赤76、塩基性黄57、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、HC黄4
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- グローリンワンクロスの口コミや成分を調査。染まらないという噂は本当?染毛テストで本当の効果が判明!
OMOTEO|プレミアムカラーシャンプー
男性でも使いやすいグレーアッシュっぽいカラーで、回数を重ねる毎にだんだんと深みが出てきます。黒髪と交じると透明感のあるブラックに仕上がり、清潔感ある印象に整えることができます。
頭皮環境の悩みに対応してくれる植物エキスの配合も見られるため、頭皮を健やかに保ちたい男性にもおすすめ。
ベビーシャンプーにも使われているほど優しいベタイン系をメインの洗浄成分にしているためか、染毛テスト時にはかなり優しい洗浄力と穏やかな泡立ちが特徴的でした。
皮脂が多い男性の頭皮には泡立ちにくいため、しっかりと予洗いして髪と頭皮の汚れを落としてから使いましょう。
洗浄成分 | ベタイン系 |
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染料 | 天然染料、HC染料、塩基性染料 |
カラー展開 | ブラック |
香り | 爽やかな香り |
シリコン | ノンシリコン |
摩擦係数 | 0.65(16位中3位) |
内容量/価格 | 280mL/3,780円 |
1プッシュ(3mL) | 40.50円 |
成分表 |
水、ラウラミドプロピルベタイン、ラウレス-4カルボン酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、トレハロース、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、メントール、 オタネニンジン根エキス、センブリエキス、カキタンニン、ドクダミエキス、アロエベラ葉エキス、褐藻エキス、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-53、クエン酸、グリセリン、グリシン、 クエン酸Na、BG、エタノール、塩化Na、エチドロン酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料、HC青2、HC黄4、塩基性青99、塩基性茶16
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- OMOTEOプレミアムカラーシャンプーの口コミ、染毛力を専門家が調査。
AmSkカラーシャンプー
洗うたびに染めたいけど染めすぎたくない!という、ナチュラル仕上げを求める自然派な人におすすめの商品。
天然の石けん成分シシカイをアミノ酸系、ベタイン系の洗浄成分と組み合わせ、優しい洗浄力で髪を洗うたびに少しずつ染めていきます。
染毛テスト結果の色味は、ややグリーン感をもったアッシュ系の仕上がり。穏やかな染毛力なので、しっかり染めたい人は連日利用して回数を重ねましょう。
50%白髪やその他のカラーによる染毛結果など、詳しい情報が知りたい人はレビュー記事を参考にしてください。
洗浄成分 | ベタイン系 |
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染料 | HC染料、塩基性染料 |
カラー展開 | ブラック、ダークブラウン |
香り | ほのかなフローラルの香り |
シリコン | ノンシリコン |
摩擦係数 | 1.18(16位中5位) |
内容量/価格 | 200mL/2,178円 |
1プッシュ(3mL) | 45.54円 |
成分表 |
【全成分】水、コカミドプロピルベタイン、ココイルアラニンTEA、ヒドロキシアルキル(C12−14)ヒドロキシエチルサルコシン、エタノール、ラウラミドDEA、ココイルグルタミン酸TEA、BG、PEG−3 カプリリルエーテル、PEG−20ソルビタンココエート、アンマロク果実エキス(アムラ)、アカシアコンシナ果実エキス(シカカイ)、カルボキシメチルキチン、グリセリン、コカミドDEA、スギナエキス、セイヨウアカマツ球果エキス、フェノキシエタノール、ホップエキス、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−53、ラウロイルメチルアラニンNa、レモン果実エキス、ローズマリー葉エキス、ラベンダー油、HC黄4、4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノール、HC青2、塩基性赤76、塩基性黄57、塩基性青99、塩基性茶16
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- AmSkカラーシャンプーの口コミや染毛力を調査。自然な発色が◎
洗うたびに染まる|おすすめカラーケアシャンプー6選
ここからは洗うだけでブリーチヘアを旬なカラーに染めたりヘアカラーの褪色防止にも使用できる、カラーケア用のカラーシャンプーをご紹介していきます。
ヘアカラー向けカラーシャンプーだけのランキングが見たい人はこちらもチェックしてみてくださいね。
- カラーシャンプーおすすめランキング10選!美容室で使われるものや効果の高い商品を厳選
KYOGOKU|カラーシャンプー
美容師の世界大会で1位を獲得した『京極琉』ブランド。確かな染毛力とトレンドのカラーにも対応したカラバリの豊富さが魅力的な商品です。
紫、アッシュ、ピンクなど基本カラーに加えてパーソナルカラーに合わせた色味(オリーブアッシュやダーククレージュなど)も豊富に揃え、泡立ちも良いためムラになりにくいのもポイント。
洗った1回目からしっかりと色が入ります。染毛力を最優先する人におすすめです。
洗浄成分 | スルホン酸 |
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染料 | タール色素、HC染料 |
カラー展開 | パープル、ピンク、ブラウン、アッシュグレー、オリーブアッシュ、ピンクブラウン、ダーククレージュ |
香り | ユニセックスなほのかに甘い香り |
シリコン | ノンシリコン | 内容量/価格 | 200mL/3,267円 |
1プッシュ(3mL) | 49円 |
成分表 |
水、オレフィン(C14ー16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、(C12、13)パレスー3硫酸Na、グリセリン、コカミドメチルMEA、フェノキシエタノール、香料、ポリクオタニウムー10、安息香酸Na、ラウラミドDEA、クエン酸、エチドロン酸4Na、HC青2、紫401、黒401
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FIOLE:クオルシアカラーシャンプー
カラーシャンプーの中では1位2位を争うほどの染毛力の高さが特徴。ブリーチ毛の人が時間を置きすぎると結構ガッツリ色が入るため、「染まりすぎてしまうこと」がデメリットと感じる人は他の商品を選びましょう。
放置時間を変えるだけで、ブリーチやヘアカラーの補色のほか、色をしっかり入れたい人にも対応してくれます。使い方次第では幅広い仕上がりに対応できる商品です。
13種類の植物エキスの配合が特徴。毛髪への優しさが考えられたアミノ酸系の洗浄成分を採用しているのもポイントです。
roccoライターにも愛用者がいますが、手放せない!と絶賛するほどコスパ・色の入り方共に文句なしの逸品です。
洗浄成分 | アミノ酸系 |
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染料 | タール色素、HC染料、塩基性染料 |
カラー展開 | パープル、ピンク、アッシュ、オレンジ |
香り | シトラスフローラル |
シリコン | ノンシリコン | 内容量/価格 | 250mL/1,870円 |
1プッシュ(3mL) | 22.44円 |
成分表 |
水、ココイルグルタミン酸TEA、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、加水分解ケラチン(羊毛)、ローマカミツレ花エキス、オドリコソウ花エキス、ゴボウ根エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、アルニカ花エキス、オランダガラシ葉/茎エキス、ニンニク根エキス、ローズマリー葉エキス、セイヨウアカマツ球果エキス、グリチルリチン酸2K、ボタンエキス、フユボダイジュ花エキス、コンフリー葉エキス、BG、EDTA-2Na、PPG-2コカミド、エタノール、クエン酸、グリセリン、コカミドメチルMEA、フェノキシエタノール、ポリクオタニウム-10、ラウリン酸PG、安息香酸Na、香料、(+/-)紫401、HC青2、塩基性赤51
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ソマルカカラーシャンプー
優しい洗浄力と複数のアミノ酸やペリセアの配合が特徴のソマルカカラーシャンプー。
うっすらとカラーを被せるような仕上がりで、ラインで発売されているカラーチャージ(カラートリートメント)と併用することによって深いカラーにも対応します。
可愛らしいボトルデザインで、ブリーチオンカラー&ヘアカラー向けのカラーシャンプーには珍しくブラウンカラーがあるのも嬉しいポイントです。
洗浄成分 | ベタイン系 |
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染料 | タール色素、HC染料、塩基性染料 |
カラー展開 | パープル、ピンク、アッシュ、ブラウン、オレンジ |
香り | 甘さのあるまろやかな香り |
シリコン | ノンシリコン | 内容量/価格 | 150mL/2,200円 |
1プッシュ(3mL) | 44円 |
成分表 |
水、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルアスパラギン酸Na、コカミドMEA、酒石酸、タウリン、アルギニン、ポリクオタニウム-10、ラウロイルアルギニン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、安息香酸Na、ジステアリン酸グリコール、メチルパラベン、香料、(+/-)紫401、塩基性青75、塩基性紫2、塩基性茶16
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エンシェールズ|カラーシャンプー
カラーシャンプーの先駆者とも言えるエンシェールズは、未だに人気が衰えない定番シリーズ。
各カラーともに平均的な染まり具合で徐々にカラーが入ります。その後は2日おきの利用でしっかりとカラーの仕上がりをキープ。他には無い「ミルクティカラー」があるのもポイントですね。
数多く発売されているカラーシャンプーの中でも比較的穏やかな洗浄成分。洗浄成分よりも保湿成分である「グリセリン」の方が高配合されている非常に珍しいシャンプーです。カラーシャンプーによる髪の乾燥が気になる人にもおすすめ。
洗浄成分 | ベタイン系 |
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染料 | タール色素、HC染料、塩基性染料 |
カラー展開 | ブルー、紫、ミルクティー、シルバー、ピンク |
香り | ほんのりフルーティーな香り |
シリコン | ノンシリコン | 内容量/価格 | 200mL/1,715円 |
1プッシュ(3mL) | 25.72円 |
成分表 |
水、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、ココイルグルタミン酸TEA、ジステアリン酸グリコール、ラウラミドMIPA、塩化Na、加水分解野菜タンパク、ヒアルロン酸Na、テオブロマグランディフロラム種子脂、白金、PPG-9ジグリセリル、ポリクオタニウム-10、セルロースガム、コカミドメチルMEA、ラウリン酸マルチトール、ラウリルピロリドン、アルキルピロリドン、ペンテト酸5Na、PEG-50水添マシ油、グリチルリチン酸2K、レシチン、トコフェロール、パルミチン酸アスコルビル(スチレン/ビニルピロリドン)コポリマー、ジステアリン酸PEG-3、水酸化Na、塩化Mg、硝酸Mg、エタノール、フェノキシエタノール、ソルビン酸K、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラバン、ブチルパラベン、イソブチルパラバン、香料、(+/-)HC赤3、塩基性赤76、塩基性青3、塩基性青99、塩基性紫14、塩基性黄57、塩基性茶16、紫401、赤213、赤227、ロキシプロピルアミノニトリフェノール
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ナプラ|N.カラーシャンプー
しっかりとした洗浄力と泡立ちで、頭皮のベタつきが気になる髪もすっきり洗い上げるカラーシャンプー。キューティクルを整えるエルカラクトンやシルク&ハチミツPPTの配合によってなめらかさを残してくれる構成です。
定番色をしっかり抑えたカラーバリエーションで、ほどよい色づきなのであまり色を入れすぎたくない人や、失敗せずに染めたい人におすすめ。
特にパープルとピンクの入りが綺麗で透明感を残してくれるので、ブリーチでハイライトを入れている人や、髪全体を明るく染めている人のカラーケアに使ってほしいアイテムです。
洗浄成分 | |
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染料 | タール色素、HC染料、塩基性染料 |
カラー展開 | パープル、ピンク、シルバー、ブラック、ベージュ |
香り | ホワイトフローラルの香り |
シリコン | ノンシリコン | 内容量/価格 | 320mL/2,640円 |
1プッシュ(3mL) | 24.75円 |
成分表 |
水、(C12,13)パレス−3硫酸Na、グリセリン、コカミドDEA、コカミドプロピルベタイン、ラウアンホ酢酸Na、セテアリス−60ミリスチルグリコール、ポリクオタニウム−47、シア脂油、γ-ドコサラクトン、加水分解シルク、加水分解ハチミツタンパク、ブロッコリー種子油、セイヨウノコギリソウエキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウ花/葉エキス、カニナバラ果実エキス、ラベンダー花エキス、ローズマリー葉エキス、ジステアリン酸グリコール、ポリクオタニウム−10、PEG−20ソルビタンココエート、BG、プロパンジオール、クオタニウム−18、ベヘントリモニウムクロリド、ダイズステロール、クエン酸、クエン酸Na、HEDTA−3Na、EDTA−2Na、安息香酸Na、メチルパラベン、プロピルパラペン、香料、(+/ー)紫401、赤106、緑204
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ALIVE|カラーキープシャンプー
表参道や原宿で大人気のALIVE全面プロデュースの元開発されたカラーシャンプーです。
洗うたびにやや薄めの色づきを見せる商品で、繰り返して使用しても紫に傾きすぎたりしないので、初めてカラーシャンプーを使う人でも安心して使えます。
洗浄成分は高級アルコール系。しっかりとした泡立ちと頭皮までしっかりと洗浄する洗浄力の高さが特徴で、頭皮に皮脂が溜まりやすい男性や、汗をかきやすい夏場にも使いやすいシャンプーです。
洗浄成分 | 高級アルコール系 |
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染料 | タール色素、HC染料、塩基性染料 |
カラー展開 | パープル、ピンク、シルバー |
香り | 甘い香り |
シリコン | ノンシリコン | 内容量/価格 | 200mL/1,720円 |
1プッシュ(3mL) | 25.8円 |
成分表 |
水、ラウレス硫酸Na、ステアリン酸グリコール、コカミドDEA、コカミドメチルMEA、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、ハチミツ、ポリクオタニウム-10、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 、PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、ツバキ種子油、バオバブ種子油、マカデミアナッツ油、グリセリン、リン酸2Na、リン酸K、クエン酸、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、塩基性茶16、塩基性青75、塩基性赤51、塩基性赤76、塩基性黄57、HC青2、黒401
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【Q&A】洗うたびに染まるシャンプーのよくある質問
洗うたびに染まるシャンプーはどれくらいの使用頻度が理想ですか?
色持ちキープに使用するなら週2~3回。白髪の染毛には毎日がおすすめ。
特に決まりはないため、気になったタイミングで色味を足すと良いです。
カラーケアタイプは染毛に特化しているものが多く、ダメージ補修効果があまりありません。日常使いのシャンプーはダメージ補修効果の高いものを選びましょう。
しっかり染めたいという場合は毎日の使用もOKです。ダメージケアに特化したトリートメントやヘアオイルと併用してください。
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使用する際の注意点はありますか?
肌が敏感な人は事前にアレルギーテストを行いましょう。使用頻度の調整も重要。
洗うたびに染まるシャンプーは、髪や頭皮に優しい染料を使用しているものの、100%すべての人が安心できるわけではありません。敏感肌やアレルギー体質の人はパッチテストを行いましょう。
また、洗うたびに染まるため、使用頻度は希望する髪色に合わせて調整してください。
白髪にカラーケアタイプのカラーシャンプーは使えますか?
使えますが、白髪部分だけが明るく染まります。
カラーケアタイプは染料の配分が控えめなので、ブリーチやヘアカラー履歴のないバージン白髪は染まりにくいです。また、黒髪を染めることはできないため、黒髪の白髪を染める場合は白髪部分だけが染まることになります。白髪を染めるために使う場合は、白髪染めタイプを選びましょう。
洗うたびに染まるシャンプーを使ったあと、美容室でヘアカラーやパーマは可能ですか?
一週間ほど前にいったん使用を取りやめ、外箱を持って美容師に相談しましょう。
残留カラーが影響するため、ヘアカラーの発色に調整が必要です。影響を最小限に抑えるために、1週間ほど前にカラーシャンプーの使用を取りやめましょう。また、配合される染料の種類によって美容師の対応が異なるため、外箱を持参するのがおすすめです。
染料が入っていない白髪ケアシャンプーは何のために存在しますか?
白髪染めの色持ちをキープする成分が配合されています。
白髪染めではなく白髪「ケア」アイテムとして販売されているものには染料が配合されていないため白髪が黒くなることはありません。白髪部分に働きかけて黒髪に導くと言われる成分もありますが、効能効果が認められた有効成分としては配合されておらず、正直なところ効果は見込めないと考えたほうが良いです。
どんな使い方が効果的ですか?
基本的な使い方はシャンプーと同じ。よりしっかり染めるためにはコツが必要です。使い方についての解説記事では、基本的な使い方から効果的な染め方まで紹介しています。
まとめ
この記事では洗うたびに髪を染めてくれるシャンプーをご紹介しました。
洗うたびに染まるシャンプーを使ってキレイな髪色を保ちましょう!
●毛髪診断士:日本毛髪科学協会会員
●化粧品成分上級スペシャリスト
●YMAA(薬機法医療法認証)取得者
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