洗顔をしてもすぐに肌が乾いてしまう、カサついてしまう。そんな経験がある乾燥肌さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、コスメコンシェルジュの資格を持つプロが実際に使って選んだ「乾燥肌におすすめな洗顔料ランキング」をご紹介します。
SNSで話題の新作アイテムから、無印良品やPOLAなどの有名ブランド、ロゼットなどのドラッグストアで買えるプチプラ商品まで価格を問わず厳選しました。
乾燥肌向け洗顔の選び方
高保湿なものを選ぶ
高保湿な洗顔を選ぶのはもちろん、乾燥肌にとって最も大切なのは「配合される保湿成分の種類」です。
保湿成分として有名なグリセリンは、実はほとんどの洗顔に配合されるポピュラーな成分。そのため、チェックしたいのはグリセリン以外の保湿成分。
セラミドやヒアルロン酸など、高保湿で肌に優しい成分がおすすめです。
洗顔タイプで選ぶ
洗顔のタイプごとに特徴やメリット・デメリットが存在します。
主な洗顔料のタイプ
- フォームタイプ
- 泡タイプ
- ジェルタイプ
- 固形石鹸
一番主流なチューブタイプの洗顔。絞り出して泡立てて使用します。洗浄力と保湿力のバランスが取れたものが多く、程よいうるおいを残せるのでおすすめ。
手早く洗顔を終わらせることができると人気です。泡がヘタっていたり、密度が微妙なことがデメリット。忙しいときにもすぐ使える朝洗顔向け
泡よりも洗浄力控えめなことが多く、過剰な皮脂を落としたい人には不向き
洗浄力は比較的強め。毛穴汚れまでしっかり落とせるのはメリットですが、皮脂を取り除きすぎると乾燥に繋がってしまうので配合成分のチェックが必須。
迷ったときは「フォームタイプ」がおすすめ。一番オーソドックスな種類なので、何と言っても選択肢が多いのです。また、朝用洗顔を探しているなら「泡タイプ」がおすすめです。
一番やさしいと思われがちな固形石鹸は、実は洗浄力が強いことが多いため乾燥肌には不向き。
乾燥肌洗顔料おすすめランキング
全ての洗顔をプロが使用して厳選した「乾燥肌向け洗顔料おすすめランキング」をご紹介します。
ドラッグストアで購入できるプチプラアイテムから、デパコスアイテム、韓国コスメまで、価格を問わず徹底比較して選んだ洗顔料から厳選してランク付け。
また、今回の選定基準は統一して以下のような条件によって決定しました。
ランキング選定基準
- 成分評価(洗浄成分)
- 保湿力
- 使用感(泡持ち)
- 口コミ(コスパ評価含む)
配合成分を分析して美容効果を持つ成分1つにつき0.3点~0.5加点しました。(点数配分は成分により変動します)
専門家調査に加えRoccoGirl読者アンケートを実施。洗顔後、肌につっぱった感覚や乾燥が見られないかを5段階評価でチェックしました。「全く乾燥しなかった」または「比較的乾燥しなかった」と答えた割合が70%以上の支持を得た商品に加点しています。
5段階評価で「とてもいい」または「いい」と答えた割合で70%以上の支持を得た商品に加点しています。加えて、同量を同じ条件で泡立てた後、5分間放置したときの泡の状態をチェックしました。
口コミの星評価から平均を算出したほか、1mL/1gあたりの価格を算出した上で成分内容によって保湿成分(※基剤を除く)1つにつきコストを0.3円ずつマイナス。成分に対しての価格に相応の商品を評価しました。
関連:roccoGiRLの執筆ルールについてはこちら
※各商品の持ち点を3.5として加点減点をしています。
※当ランキングはroccoGiRL独自に選定したものです。
※「エイジングケア」は、年齢に応じたケアのこと、「浸透」は角質層までの浸透です。
1位:牛乳石鹸 カウブランド|無添加フェイスケア うるおい洗顔
非常にシンプルな成分配合で、石けん系のほかにアミノ酸系洗浄成分を採用しているため比較的肌にやさしい印象です。
ドラッグストアで購入できるプチプラ洗顔としてはかなり優秀。ただ、美肌成分等の配合はセラミドのほかに見られず値段相応の保湿効果といったところ。
とは言えこの価格でセラミドが入っているのは結構ポイントです。泡立ちは一般的なモコモコ感。
主な口コミ
- 安くて使い勝手がいい
- 効果は分からないけど荒れないので使ってます
容量/価格 | 110g/605円(税込) |
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特徴 | もっちり泡、敏感肌向け、高コスパ |
年代 | 10代、20代 |
メインの洗浄成分 | 石けん系 |
保湿成分 | グリセリン、ヒト型セラミド |
洗顔タイプ | フォームタイプ |
泡立て | 必要 |
2位:SHIRORU クリスタルホイップ
密着度の高いもちもちな炭酸泡で毛穴汚れを奥までしっかりキャッチ、浮かせて落とし透明感ある素肌へ導きます。
保湿成分にはヒアルロン酸やコラーゲンと、エイジングケアを得意とする成分が多数配合。すっきりとしながらも保湿感が残るつっぱらない洗い上がりに。
なんと92.3%が美容成分で構成。ベルガモットのさっぱりとした香りも高評価。
主な口コミ
- 泡の密度が高くて気持ちいい
- 毛穴汚れがよく落ちる
通常価格 | 3,960円(税込) |
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定期初回価格 | 1,650円(税込) |
特徴 | 毛穴ケア、マシュマロ泡 |
年代 | 20代後半、30代、40代 |
メインの洗浄成分 | 石けん系 |
保湿成分 | ヒアルロン酸、コラーゲン |
洗顔タイプ | 炭酸泡 |
泡立て | 必要 |
3位:POLA(ポーラ)|B.A ウォッシュ【PR】
肌に吸い付くようなねっとり感のある粘着質な濃密泡と、さすがデパコスと言える華やかな香りが特徴。
保湿成分には豊富な植物エキスを選択しており、ほどよい引き締め効果も期待できますが、敏感肌には植物成分が刺激になることもあり注意が必要です。
ただお値段はさすがデパコスといったところなので、コスパ度外視な人向け。
主な口コミ
- いい香りがして洗顔が楽しい
- 価格が高くて買いにくい
トライアル | 8,800円(税込) |
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特徴 | 極上の香り、エイジングケア |
年代 | 40代、50代、60代 |
メインの洗浄成分 | 石けん系 |
保湿成分 | コメヌカスフィンゴ糖脂質、ダイズ油、尿素 |
洗顔タイプ | フォームタイプ |
泡立て | 必要 |
4位:松山油脂 肌をうるおす 保湿洗顔フォーム
大豆由来の保湿成分が角層までうるおいを届け、洗顔後もつっぱりを感じさせません。毛穴汚れもしっかり落としてくれる洗顔フォームです。
泡立ちがよくモコモコなきめ細かい泡が特徴で、エタノールフリーなのも嬉しいポイントですね。
この商品もプチプラですが、もっと価格が安く大容量のものもあるためこの順位に。
主な口コミ
- 肌にやさしいと思います
- さっぱり仕上がって毛穴目立ちを感じなくなた
容量/価格 | 100g/1,100円(税込) |
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特徴 | プチプラ、毛穴ケア |
年代 | 10代、20代 |
メインの洗浄成分 | 石けん系 |
保湿成分 | ダイズ種子エキス、加水分解大豆たんぱく、米ぬかエキス |
洗顔タイプ | フォームタイプ |
泡立て | 必要 |
5位:キュレル|潤浸保湿 泡洗顔料
メインの洗浄成分はアミノ酸系の『ラウロイルアスパラギン酸Na』と推測されますが、この成分はグルタミン酸系に比べると珍しい成分で、アミノ酸系の中では比較的さっぱりめの仕上がりになります。肌への刺激もほとんどなく、グルタミン酸系よりも使いやすい設計に。
キュレルと言えば『セラミドケア』といった印象がありますが、これ自体にはセラミドは配合されていません。保湿成分がもうひと押しほしいところで、冬場の使用重度の乾燥には向かない結果に。
ドラッグストアで購入できることや、泡タイプで気軽に時短洗顔できるところが評価されています。
主な口コミ
- 泡だし手軽に使えるので朝洗顔用にしてます
- 肌にふわふわ感が出る
容量/価格 | 150g/1,000円前後(オープン価格) |
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特徴 | ドラッグストア、時短 |
年代 | 10代、20代 |
メインの洗浄成分 | アミノ酸系(+両性イオン) |
保湿成分 | グリセリン |
洗顔タイプ | 泡タイプ |
泡立て | 不要 |
6位:肌ラボ 極潤ハトムギ泡洗顔
ハトムギを中心にドクダミやカミツレなどの植物エキスを保湿成分として採用。肌表面のうるおいにはヒアルロン酸とスクワランといった高分子成分がアプローチして乾燥肌を守ります。
ただし、植物エキスには刺激性が少なからず含まれていることや、抽出の際キャリーオーバー成分としてエタノールが微量ながら含まれている可能性があるため敏感なお肌の人は避けたほうが良いでしょう。
泡立て不要なので朝洗顔などに便利で良いですね。
主な口コミ
- 泡で出てくるので使いやすい
- ちょっとピリっとしたけど安いので使ってます
容量/価格 | 160mL/500円前後(オープン価格) |
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特徴 | プチプラ、ドラッグストア、高コスパ |
年代 | 10代 |
メインの洗浄成分 | 石けん系 |
保湿成分 | グリセリン |
洗顔タイプ | フォームタイプ |
泡立て | 必要 |
7位:ロゼット|洗顔パスタ レッドリンクル
エイジングケア成分として有名なヒアルロン酸を2種類配合。肌表面をもちっと仕上げ、うるおいを逃しません。
カオリンなどのクレイ成分も含まれており、毛穴汚れへのケア効果も期待できます。
しかしそれ以外に大きな特徴がなく、何にするか迷ったときとりあえず試してみるのはおすすめ。
主な口コミ
- やすいしたくさん入っているのでコスパが良い
- 洗顔はとりあえずこれを使います
容量/価格 | 120g/547円(税込) |
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特徴 | ドラッグストア、高コスパ |
年代 | 30代、40代、50代、60代 |
メインの洗浄成分 | 石けん系 |
保湿成分 | ヒアルロン酸、スクワラン |
洗顔タイプ | フォームタイプ |
泡立て | 必要 |
8位:ソフィーナ| 乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡
乾燥肌向けとはありますが、目立った保湿成分の配合はありません。ちなみに美容液成分配合との表記もありましたが、一般的な保湿成分グリセリンのことです。
不要な成分もそれ以上の成分も配合がなく、ある意味敏感肌には嬉しいですが乾燥肌にはおすすめできません。今回紹介した中ではコスパも悪め。
主な口コミ
- 泡立ちが良い
- 可もなく不可もなく
容量/価格 | 120g/2,200円(税込) |
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特徴 | もっちり泡、うるおい長続き、高コスパ |
年代 | 30代 |
メインの洗浄成分 | 石けん系 |
保湿成分 | グリセリン |
洗顔タイプ | フォームタイプ |
泡立て | 必要 |
9位:ビオレ|スキンケア洗顔料 リッチモイスチャー
ミリスチン酸を先頭に、ラウレス-4カルボン酸やラウリン酸を採用。石けん系で泡立ちが良くコスパもいいです。
ただし、肌への優しさは微妙なところ。ソルビトールとグリセリンをメインに保湿していますがよくある配合のため、極度な乾燥が気になる方へはおすすめしません。
モコモコな泡がこの価格で作れるのは嬉しいですね。洗顔に優れた効果は求めていない人向け。
主な口コミ
- とにかく安くて好き
- ちょっとほっぺにカサつきを感じた
容量/価格 | 130g/326円(税込) |
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特徴 | もっちり泡、ドラッグストア、プチプラ、高コスパ |
年代 | 10代、20代 |
メインの洗浄成分 | 石けん系 |
保湿成分 | グリセリン、ソルビトール |
洗顔タイプ | フォームタイプ |
泡立て | 必要 |
乾燥肌の正しい洗顔方法
- 洗顔の前に手を洗い清潔な状態に
- 顔をぬるま湯で濡らす
- 泡立てネットでしっかりと泡立てる
- 手を顔に触れさせないように泡を肌の上で転がす
- 特に乾燥が気になりやすいUゾーンは最後に洗う
- ぬるま湯でしっかりと洗い流す
- ペーパーなどで軽く抑える
抑えるべきポイントは「ぬるま湯で洗う」「しっかりと泡を立てる」「擦り洗いしない」「Uゾーンは後回し」「ゴシゴシ拭かない」の5点です。
冷水や熱すぎるお湯を使うと肌が急激な変化でダメージを受けたり乾燥しやすくなったりするので気をつけましょう。
洗うときも拭くときもゴシゴシするのは厳禁!洗うときはモコモコな泡を肌で転がし、拭うというよりは抑えるのがおすすめ。清潔なタオル、またはペーパータオルを使用するのが◎
Q&A|よくある質問
乾燥肌なので朝はぬるま湯洗顔をしても良いですか?
できれば洗顔料を使用するのがおすすめですが、極度な乾燥肌であればぬるま湯洗顔を
朝の洗顔は、寝ている間に肌上に蓄積したほこりや汗・皮脂などを落とす役割があります。
そのため朝にぬるま湯だけだと、汚れが落としきれていない可能性があるのです。
ですが乾燥肌や敏感肌などは洗顔料の使用すら負担になることもあるため、自分の肌に合わない場合は使用を控えることも大切です。
乾燥肌ですが酵素洗顔やピーリングを毎日してもいいですか?
おすすめしません
そもそも酵素洗顔やピーリングは、週に一度などのスペシャルケアとして使用するのが正しい商品です。乾燥肌に限らず毎日使用するというのは、肌を痛めつける行為なので控えましょう。
乾燥肌であれば、どうしてもごわつきなどが気になる場合などに月一回の頻度で使用するのがおすすめです。
まとめ
今回は乾燥肌におすすめな洗顔料を紹介しました。
乾燥しがちなお肌だからこそ優しく高保湿な洗顔を選んで、乾燥に負けない素肌を作りたいものですよね。
その他にトラブルがある人は関連の洗顔記事もチェックしてみてくださいね。
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