こんにちは、敏感肌で洗浄力の強いボディーソープを使うと肌が荒れてしまうROCCO GIRL ライターOniです。
服を着るとなんだかかゆみを感じてついついかきむしってしまうなんてことありませんか?
実はその原因、洗濯洗剤にあるかもしれません。
洗濯洗剤とは思いもせずにボディーソープやシャンプーなどを警戒する人もいるんですが、衣類に付着した洗剤がきちんと洗い流されていないまま着ることで肌荒れの原因になることもあります。
べったりと洗い残しが分かればいいんですが、もちろんきちんと洗い流されているのかは目視できません。
また洗い残し等は使用している洗濯機にもよってきます。
でも洗濯機をまるごと買い換えるのは負担ですよね。
そこで着目する部分は洗濯用洗剤。
この洗濯用洗剤を変えるだけで肌荒れを抑えることができるんです!
実は洗濯用洗剤に使われている洗浄成分が要となってきます。
洗浄成分には界面活性剤が使用されているんですが、この界面活性剤が厄介者。
界面活性剤の中でも「石油系」の界面活性剤は皮膚に刺激与える可能性があると示唆されているんです。
それでも、市販で買える洗濯洗剤にはその界面活性剤を使用しているなんてこともあります。
今回はそんな肌トラブルを引き起こす可能性のある「石油系界面活性剤」が含まれる洗剤と、敏感肌やアトピー肌、赤ちゃんでも使いやすい洗濯洗剤を紹介します。
服を着た時にかゆみを感じる原因
服を着た時に痒みを感じる原因はいくつか考えられます。
- ダニ・ハウスダストなどによるアレルギー
- 乾燥肌による摩擦
- 締め付けによる衣類かぶれ
- 染料・素材などによるアレルギー
- 新調した服を洗濯をせずに着る
- 洗濯洗剤の洗い残し
ダニ・ハウスダストが原因の場合
例えば冬の間にしまいこんでいた服を着た時、なんだかかゆみを感じたりしませんか?
特に夏はダニが繁殖して刺されやすい季節のため、もし赤い発疹が出て強いかゆみが1週間ほど続く場合はこれを疑っても良いかもしれません。
また、冬~春先にかけてはダニは生息しない…とされているんですが実は暖房等で快適な室温が保たれた部屋であればダニは冬でも生息するんだとか。
ハウスダストのことも考えられるので、着る前に一度洗うようにしましょう。
乾燥肌による摩擦が原因の場合
乾燥することによって肌を外的刺激から守ってくれる肌の表面が剥がれている(粉が吹いている状態)と衣類を着た時に摩擦で肌がすれてかゆみを感じてしまいます。
さらにこの摩擦によるかゆみを放置しておくと、肌の表面がひび割れてしまいめくれ上がって血が出てしまうことも。
しっかりと保湿することが重要です。
しっかりと浸透して潤いの続くボディクリームなどできちんと乾燥肌のケアをしましょう◎
おすすめはボタニストのボディーバター。
バターって言うとテクスチャーが重いようなイメージもあるけど、ボタニストは軽やかで浸透力が高くべたつかないからとっても使いやすいんです!
バオバブオイルやアルガンオイル等が配合されており、保湿力は抜群でこれを使うと粉吹き部分の肌の調子もすぐに整えてくれます。
締め付けによる衣類のかぶれが原因の場合
外部からの刺激を長時間受けたり、服のすれ(摩擦)やムレによってかぶれてかゆみや炎症を引き起こしてしまいます。
汗をかきやすい時期はこれによってあせもなどを引き起こすことも。
密着しすぎる衣類を着るのはなるべく控えて、ゆったりとしたサイズを着るようにしましょう。
染料や素材によるアレルギーが原因の場合
特定の服を着た時にだけ痒みを感じる場合は染料や素材によるアレルギーの可能性が考えられます。
また、セーター、カーディガン、ブラジャー、靴下などより密着性が高いものや「毛」を使うものは肌トラブルが起きやすいんだとか。
実は染料や素材によるアレルギーは化学繊維が使われているものが最も多いとされています。
ただ、アレルギーの原因は人にもよるので一度病院で検査してもらいましょう。
新調した服を洗わずに着る場合
新しく買った服、最初に洗濯をしてから着るようにしていますか?
新しい服はアレルゲン物質が含まれていたり、服の保管状態が悪かったりするとそれがかゆみを引き起こしてしまう原因となります。
また、前に試着した人が伝染病やシラミを持っていた場合その服から感染ってしまうこともあるんだとか。
各ブランドショプであれば試着用と商品で分かれているんですが、格安店(ファストファッション)では試着用をそのまま購入…なんてこともあるので注意しましょう。
洗濯洗剤の洗い残し
洗濯洗剤は目に見えないほどの洗い残しが残っている場合があります。
多くは洗剤を変えた、洗濯機を変えたらかゆみを感じて洗剤の洗い残しが原因だと気づきます
しかし、汗をかくなどして衣類が濡れた場合、付着していた洗剤が溶けて肌に刺激を与えることでかゆみを感じることも。
さらに顔の肌荒れに悩んでいる人は、洗顔後のタオルに付着している洗剤が原因なんてこともあります。
意外と気がつかない部分で洗濯洗剤による肌荒れを起こしているんです。
この洗濯洗剤による肌荒れに関しては、どんな洗剤が肌トラブルを引き起こしてしまうのかもう少し詳しく見ていきましょう!
かゆみを引き起こす洗濯洗剤の成分とは
洗濯洗剤と言ってもすべての洗剤がかゆみを引き起こしているわけではありません。
洗濯洗剤に含まれる成分に注意しておかなければなりません。
洗濯洗剤に使われている洗浄成分ってどんなものか知っていますか?
汚れをしっかりと洗わなければならないため、実はかなり強力な洗浄成分を使っていることもあります。
一般的にアトピーなど肌トラブルのある方、敏感肌の方が気をつけておいた方がいいとされている洗浄成分が「界面活性剤」。
界面活性剤と言ってもその全てが悪者というわけではありません。
冒頭でも紹介した「石油系界面活性剤」は特に注意しておかなければなりません。
なぜ注意しなければならないのかというと、皮膚に刺激を与えるだけでなく界面活性剤は浸透率も高いのが特徴。
洗浄成分強いものだと肌へと浸透して、肌バリアを壊して乾燥肌やかゆみ等の肌トラブルを引き起こすこともあるんです。
では、具体的に石油系界面活性剤とはどんなものなのでしょうか。
実際に市販で買える洗濯洗剤に使われていて、注意しておくべき石油系界面活性剤を紹介します。
石油系界面活性剤が使用されている洗剤
アタックは2種類の界面活性剤が含まれています。
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
ポリオキシエチレンアルキルエーテルはよく悪者呼ばわりされますがそこまでの毒性などはありません。
気をつけておきたいのは「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム」。
この石油系界面活性剤は20%以上の濃度で皮膚刺激性があるとされています。
アタックは2種類の界面活性剤併せて22%なので問題ないとは思われますが、敏感肌の方は注意した方が良いでしょう。
- ポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
よく落ちることで評価の高いナノックスは4種類もの界面活性剤を使っていますね。
ほぼ低刺激性の界面活性剤なのですがここにも登場してくる「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸」。
アタックよりも使いやすいかもしれませんが、ナノックスは界面活性剤の使用濃度を掲載されていないため、実際どのくらい使われているかはわかりません。
- アルキルトリメチルアンモニウム塩
- アルキルエーテル硫酸エステル塩
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
- 純せっけん分(脂肪酸ナトリウム)
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩は同様注意しておかなければならない成分なんですが、ここで出てきたのが「アルキルトリメチルアンモニウム塩」。
アルキルトリメチルアンモニウム塩とは、主に柔軟剤として使用されます。
表記には「第四級アンモニウム塩」や「陽イオン界面活性剤」としか書かれていないこともあります。
陽イオン系は刺激が強いことでも知られており、水で洗い流しても残留しやすい成分となっています。
さらにアルキルトリメチルアンモニウム塩(ベヘントリモニウムクロリド)はラウリル硫酸ナトリウムの10~50倍は毒性が強いとも言われています。
ラウリル硫酸ナトリウムは人体への影響が問題視されて今やほぼ使われない成分なんですが、それを上回るものが実はひっそりと使われているわけなんです。
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
- 純せっけん分(脂肪酸ナトリウム)
- アルキルエーテル硫酸エステル塩
こちらも直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が含まれていますね。
実は直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩は素手で触りたくないと化粧品評論と美容化学に関して成分解析を行われているかずのすけさんもおっしゃっているほど。
そして、毎年右手の親指先にパックリ割れる肌荒れが今年も遂に発動されて、勿論他の指のささくれも痛いけどこの親指のは特別痛い台所洗剤が汚れが落ち易いのは有り難いけど強すぎるんだろうな。ゴム手買ってこなくちゃな?
— とくちゃん (@pinoto30) December 21, 2017
この成分は洗濯用洗剤だけでなく食器用洗剤にも使われることが多いんです。
食器用洗剤で手荒れを起こしてしまう人はこの直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が少なからずとも影響している可能性は高いです。
さらに洗剤としての成分で使われるには低品質だと言われるほどの成分が、普通に市販で買える洗剤に含まれているのにはいささか疑問を感じてしまいます。
洗濯洗剤で本当に肌は荒れるの?
まだ洗濯洗剤の影響で肌荒れを起こしたことが無い人は本当に洗濯洗剤で肌が荒れるのか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
でも日頃から気をつけて置かないとふとした時に肌トラブルが起きることもあるようです。
匂いが残る洗濯洗剤は私には合わないかも。。洗剤変えてから肌荒れする??やっぱり粉の洗剤買おう。。
— KONITAN (@Konikky) December 3, 2017
こちらの方は洗濯洗剤を変えることで肌が荒れてしまったようです。
いつもの洗剤にしていても、洗い残しがあることで肌トラブルを招くこともあります。
https://twitter.com/myg21_guiness/status/921622454048452608
もちろん直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩なんかを使っている洗剤を素手で触るのはNG!!
肌に浸透して肌バリアを壊してしまう可能性があります。
すぐに水で洗ってもヌルヌルが取れなかったり肌が荒れてしまうのは、界面活性剤が持つ浸透力が原因でもあります。
肌に優しいオーガニック洗濯洗剤
一般的に市場で買える洗濯洗剤は敏感肌・アトピー肌の方には不安が残る成分が配合されています。
どうやって洗濯洗剤を選べばいいの?!と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そんな敏感肌さんにぴったりな洗濯洗剤が「オーガニック洗剤」なんです!
オーガニック洗濯用洗剤はそのほとんどが肌に優しい洗剤になっています。
例えばオーガニック先進国ドイツの人気ブランド「ソネット」の洗剤に使用されている界面活性剤は
- オリゴ糖界面活性剤
- ヤシ油由来のアルコールの硫酸塩
- 菜種油石けん
この3つを使用しており、どれも肌への負担が少くさらにしっかりと分解してくれるから環境にも優しいんです!
しかもソネットの良いところはコスパがとても良いところ。
他のオーガニック製品だと480mlで2,000円以上することもあります。
肌に優しいのに長く使い続けられる値段なのが嬉しい♡
ただソネットは販売されている店舗に限りがあるため、ネットでの購入をおすすめします。
洗剤を買うと持ち帰りで重いし、ソネットは大容量で格安の10リットルを出していたりもします。
とってもお買い得だし10リットルを買いたい…でも持ち帰りに苦労するという人は特にネットで注文したほうが便利。
楽天やアマゾンでも取り扱っているので、大容量も気軽に購入できますよね♡
オーガニック洗剤は本当に肌に優しいのか
本当にオーガニック洗剤を使うことで肌荒れを防ぐことができるのでしょうか。
そこでオーガニック洗剤を使っている方の実際の使用感を集めてみました。
こちらの方は先程紹介したソネットの洗剤を使うことでお肌に感じていたチクチクがなくなったそうです◎
敏感肌の人にもおすすめしているもよう。
アトピーさんって本当に洗剤を選ぶのが大変。
オーガニック洗剤だとしても高価で手が出せないと思っている方はソネットがお勧めです!!
肌に優しくてオーガニックで大容量なのにコスパが良いなんてステキですよね◎
赤ちゃんがいるご家庭でも安心して使えるところが人気のようです。
子どもが洗剤のせいで肌トラブルを起こしてそれが将来まで残る跡になったりしたらイヤですよね。
また自身の健康だけでなく環境にも配慮出来るのが嬉しいところ。
石油系界面活性剤のほとんどは魚毒性が強く、過去何度も問題視されてきました。
ソネットを含めオーガニック洗剤のほとんどは魚が食べても問題ないほどに分解されるから、環境にも優しいんです◎
洗い残しのない洗濯方法
オーガニック洗剤って分解率も高いし、肌にも環境にも優しいから敏感肌さんでも使いやすく評判なんですよね。
それでもやっぱり洗い残しが気になるという人もいるのではないでしょうか。
そこでしっかりと汚れを落として洗い残しがない洗濯のコツを紹介します◎
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎない
洗濯機には洗濯物を詰めすぎないようにしましょう。
- ななめドラム…3/5程度
- 縦ドラム…6~7割り程度
理想はこのくらい。
あまりにも詰め込みすぎるとしっかりと洗うことができず、すすぎも満足にできません。
ついつい面倒とか節約とかでぎゅうぎゅうに詰め込む人も多いんですが、不衛生なのでやめましょう。
また、そういう洗濯方法をすると生乾きのニオイがしてしまい、次回の洗濯から香料の強い物を選ぶ傾向があります。
香料も肌荒れの原因になりやすい物質のため注意しましょう。
また皮脂等の汚れがしっかりと落ちていないことでも皮膚がかゆみを感じることもあります。
適切な洗濯物の量・水の量・洗剤の量はきちんと守ることが大切です。
すすぎを2回する
どうしてもすすぎ残しが気になる人はすすぎを2回に設定してみましょう!
敏感肌さんはもちろん赤ちゃんはとっても肌が繊細。
赤ちゃんに対して洗濯用洗剤をこだわる人は多いんですが、なかなかすすぎを2回する人はいません。
洗剤による肌への影響を考えるなら、洗剤はもちろんすすぎの回数も気にしてみてください。
落ちない汚れには予洗いをしよう
汗染みや黄ばみ、化粧汚れなど汚れが落ちないからといって洗浄力の強い洗剤を選んでいませんか?
洗浄力が強いとそれだけ肌に刺激を与える界面活性剤を使用している恐れがあります。
頑固な汚れは洗濯機に入れるの前に予洗いをしましょう。
でも予洗いっていろいろな洗剤が必要で面倒なんじゃ…と思っていませんか?
実はあるものを使うだけであらゆる頑固な汚れが綺麗に落ちるんです!!
肌を守るためのオーガニック洗剤
そこらで売っている市販の洗剤にはほぼ「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩」が入っていると言えるでしょう。
市販で買える手軽さや低価格の裏にはやはり低品質な成分を使ってるようです。
皆が使っている、市販で買えるから安心というわけではありません。
だからこそ「洗うこと」だけではなく人体への影響、環境への影響も考えられた洗剤を選ぶ必要があります。
オーガニック洗剤のほとんどは人体や環境への配慮をされた界面活性剤が使用されています。
特に今回紹介したソネットのオーガニック洗剤は他のオーガニック製品よりもコスパよく使えてしっかりと洗えるのでオーガニックが初めての方にも使いやすいアイテム。
なかなか取り扱っているところが少ないので通販での購入をおすすめします◎
まさか洗剤が…と思っていた人は自分が使っている洗剤の成分を確認してみてください。
もしくは今回紹介した洗剤を使って肌荒れを起こした人は病院に行った上で、洗剤の選び方を見直してみましょう!
使用感と成分にこだわるコスメコンシェルジュ。美容資格の知識を元に、QOL爆上げコスメを紹介します。
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