セラミドやヒアルロン酸といった代表的な保湿成分のほか、最近ではシワ改善効果を持つナイアシンアミドなども話題になり、近年スキンケア選びで注目されるようになった「保湿成分」。
けれど、その保湿成分が実際に肌の上でどのような働きをするのか知っている方は少ないのではないでしょうか?
望みどおりの保湿ケアを叶えるためには、まずどの成分がどのように働くのか知っておかなければなりません。
また、保湿ケアはスキンケアの基本。さまざまな肌悩みの根本とも言える大切なポイントなのです。
保湿化粧品に含まれる保湿成分を詳しく解説しつつ、スキンケアに欠かせない肌の基本もあわせて解説していくので、化粧品選びやデイリーケアの見直しにぜひ役立ててくださいね。
目次
自分に合った最適な保湿成分を選ぶには
自分に合った保湿成分を見極めるには、それぞれの保湿成分がどのように肌に作用するのかを知っておくことが重要です。
そのためには、まず肌がどのようにして潤いを保っているのかを知らなければ始まりません。
そこで注目すべきなのが、肌の潤いをキープする角質層。
この角質層がどのような仕組みで水分をキープしているのかを理解することが、自分に合った保湿ケアアイテム選びへのいちばんの近道になります。
また、成分に合わせた使い方を取り入れることで理にかなった保湿ケアを目指せますよ。
保湿を司るのは角質層
保湿を語るうえで欠かせないのが肌表面にある角質層です。
角質層とは肌を形成しているタンパク質のことで、ターンオーバーと呼ばれる肌細胞の生まれ変わりを繰り返しながら少しずつ新しい細胞と入れ替わっています。
その働きのおかげで、肌は劣化せずにハリ・ツヤのある状態を保っていられるのです。
肌内部の水分キープは細胞間脂質とNMF(天然保湿因子)に注目
まず、細胞間脂質には肌の水分の蒸発を防ぐバリア機能があり、主な成分はセラミドやコレステロールです。
水にも油にも溶けにくい成分で、その特性を生かしてラメラ構造と呼ばれる状態を作り出します。
ラメラ構造とは水分が油分で幾層にもサンドされているミルフィーユのような状態のことで、水分が逃げにくいことがイメージできますよね。
このラメラ構造がバリア機能を正常に保ち、潤いを逃さないよう働きかけているのです。
また、角質細胞とぴったり密着しNMFを安定させる力も持っており、まさに縁の下の力持ち、といった組織です。
NMFは肌に始めから備わっている保湿機能のことで、天然保湿因子と呼ばれています。水ととても相性のよいアミノ酸を主成分に持ち、水分をしっかりと抱え、保つ力をもっています。
肌が正常な状態であれば、角質細胞の中には一定数のNMFが存在します。すべてのNMFが十分な水分を維持していれば、肌が潤った状態というわけですね。
その数が減少したり、抱えられる水分の量が減ってしまうと、もちろん肌自体の保湿力も低下します。
以上のことから、肌の水分キープのカギは細胞間脂質とNMFにあることがわかりますね。
専門家が選ぶおすすめ保湿成分ランキング
詳しい解説の前に当サイトの編集部(コスメコンシェルジュ)3名で選んだ『roccoGiRLの専門家おすすめ保湿成分ランキング』をご紹介します!
それぞれの成分についての解説は別途行うので、気になる成分があったら効果までチェックしてくださいね。
編集部が選んだ保湿成分ランキング
- 1位:セラミド
- 2位:ナイアシンアミド
- 3位:ヒアルロン酸
- 4位:コラーゲン
- 5位:ヘパリン類似物質
- 6位:アミノ酸・PCA-Na
- 7位:ライスパワーNo.11
- 8位:卵殻膜
やはり安定して1位を獲得したセラミドも、実は種類があります。特におすすめなのは「ヒト型セラミド」と呼ばれるもの。
ヒト型セラミドは、わたしたち人間の角層に存在するセラミドに近しい構造をしており、植物性や疑似などと比較して浸透しやすさや肌なじみの良さなどが特徴的。
肌にやさしい成分なので、肌荒れをしている人や敏感肌でも使えるマルチな保湿成分と言えます。
そして2位の「ナイアシンアミド」は、シワ改善・美白・肌バリアケア(保湿)を叶えることができる優秀成分。SNSなどを中心に、美容家の間でも話題の注目成分と言えるでしょう。
私も化粧水や乳液で取り入れています。特に20代後半以上のエイジングケアにおすすめです。
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脂肪幹細胞をサポート!肌内部で水分をはさみこむ成分
保湿成分にはたくさんの種類があり、それぞれが似ているようで実は異なった働きを持っています。まず、水分を挟み込むことで水分をキープする働きのある成分を紹介します。
人の肌からは絶えずに水分が蒸発していますが、乾燥肌や敏感肌の人は特に水分が飛んでしまいやすくなっています。それが、バリア機能が乱れた状態です。
そこで重要になるのが、水分を挟み込むことができる成分です。
水のまわりに油分で膜を作ると、水は蒸発しにくくなりますよね。肌の中でも同様の作用が起こっているのです。
肌内部に補給された水分を油分で守り、潤いを保つ役割を担います。
セラミド
セラミドは角質細胞を取り囲む細胞間脂質の主成分のひとつです。
角質細胞が水分を蓄えるレンガだとすると、細胞間脂質はその周りを取り囲み安定させるセメントのような働きを持ちます。
そんなセラミドも、ヒト型セラミド、天然セラミド、植物性セラミドなど多くの種類があり、それぞれに保湿力が異なります。
また、セラミドの特性を生かして複数種類を組み合わせるとより高い保湿効果が期待できます。
おすすめのセラミドアイテム「ディフェンセラ」
日本で初めてお肌のために開発された飲むセラミドとも呼ばれるトクホ商品。
乾燥がひどい人はスキンケアなどの外側からのアプローチだけじゃなく、体内から取り込むこともとっても重要です。
角層のセラミド量を増加させて肌バリアを高めることを研究されているグルコシルセラミドを配合してるため、全身が乾燥してしまう人や、冬場などの乾燥が気になる時期などは積極的に取り入れたい新たなスキンケアの形。
気になる人はこちらのオルビスのディフェンセラを3ヵ月使った結果。。。飲むだけ保湿スキンケアの実力を美肌の専門家が徹底調査!もご覧ください。
ナイアシンアミド
ナイアシンアミドとは、ビタミンB3のこと。ニコチン酸アミドとも呼ばれますが、タバコのニコチンとは全くの別成分です。
主に肌バリアケアとして保湿効果を発揮。肌に存在するセラミドの生成をサポートする効果があり、角層そのものにアプローチすることで整った肌へ導きます。
ただ保湿するためだけの成分なのではなく、年齢肌のシワやシミなどのトラブルを改善することができる優秀な成分なのです。
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ライスパワーエキスNo.11
ライスパワーエキスNo.11とは、その名の通り米を原料とする保湿成分です。
セラミドとは働きが異なり、肌内部からセラミドを作り出せるようにサポートしてくれます。
もっとも大きな特徴は、肌の角質層よりずっと奥の基底層まで浸透できること。
表皮のいちばん奥から働きかけることで、なんと1週間という期間でセラミドを豊富に含んだ細胞を作る手助けをします。元気な細胞がたくさん作られると、当然肌の保水力・保湿力も正常に戻りますよね。
このように、肌の水分保持システムに根本からアプローチしてくれるのがライスパワーエキスNo.11なのです。
NMFにアプローチ!肌内部で水分をつかむ成分
化粧品で与えた水分をゼリーのようにつかみ、うるおいをキープしてくれる働きを持つ成分を保水成分といいます。
保水成分をバランスよく取り入れることで効果的に肌内部をうるおす事が可能なので、慢性的な乾燥肌には必須。
アミノ酸
肌の内部で水分をキープする働きを持つのがアミノ酸。特に、グリシン、アラニン、セリン、プロリンなどはNMFと呼ばれる天然保湿因子の40%を占める主成分です。
NMFは角質の中に存在し、まるでスポンジのように水分を吸収することができます。
赤ちゃんの肌は特にNMFをたくさん持っています。ところが残念なことに、NMFは加齢などざまざまな要因で減少してしまいます。
不足すると肌は乾燥しやすくなるので、アミノ酸を補って働きをサポートしてあげる必要が出てくるのです。
PCA-Na
サトウキビなどの糖蜜が主原料であるPCA-Naも、NMFに多く含まれる保水成分です。
その吸湿性はなんとヒアルロン酸以上で、吸収した水分を肌に留める力も強いのが特徴です。
また、PCA-Naはもともと人の肌で合成されている成分です。そのため肌に対する刺激性はほとんどなく、安全性の高い保湿成分なのです。
乾燥肌の人はもちろん、敏感肌やインナードライ・混合肌など肌質を選ばずに使用できるのでとても使い勝手がよく、幅広く配合されている成分です。
ヘパリン類似物質
ヘパリン類似物質は、角質層の水分のめぐりをよくする働きが期待でき、乾燥肌治療にも用いられてきた医薬部外品の有効成分です。
角質のラメラ構造の働きをサポートし、肌が持つ潤いを保つ力そのものを高めてくれる、まさに乾燥肌のための成分。肌の内側から潤いを保つインナーケアに適していると言えるでしょう。
またヘパリン類似物質は水分のめぐりだけでなく、抗炎症作用も望める成分です。
他の保湿ケア成分では肌が荒れがちで合わなかった、などという場合には一度試してみたい成分です。
卵殻膜
卵殻膜とは、卵の殻の内側にある0.07mmの薄膜のこと。
主成分はタンパク質でできており、二層の網目のような構造をしています。外側の膜は粗く、内側は非常に密な形状です。
18種類のアミノ酸やヒアルロン酸・コラーゲンを含み、ハリやうるおいを与えるほか、さまざまな美容効果を秘めた成分として注目されています。
人の肌の約70%を構成するコラーゲンの中で、特に赤ちゃんの肌に多く含まれるとされるⅢ型コラーゲン。
このⅢ型コラーゲンが減ることによって様々な肌悩みを引き起こすと研究されているのですが、それをサポートすることができるのが卵殻膜の大きな特徴です。
また、豊富なアミノ酸の中には摂取することが難しいとされる美肌成分シスチンを多く含んでいるため、みずみずしさや透明感を引き出す効果も期待できます。
おすすめの卵殻膜美容液【チェルラーブリリオ】
注目の美容成分卵殻膜配合スキンケアでRoccoがおすすめするのは、アルマードの『チェルラーブリリオ』です。
こちらは導入美容液になっており、洗顔後すぐに使用するスキンケア。
驚くべきはその配合成分で、卵殻膜の配合濃度はなんと96%!
さらに話題の美容成分フラーレンやEGF、乾燥ダメージケアのプロテオグリカン、最先端のエイジングケア成分幹細胞エキスといった、贅沢配合が魅力です。
年齢肌の悩みや、乾燥が気になる人にぜひ一度試していただきたい逸品となっています。
関連:チェルラーブリリオの高評価口コミは本当?効果&成分を専門家が使って分析してみた結果
- mizuki
コスメ・スキンケアマイスターを持つ美容ライタ-❤
肌を内側から保湿してくれる成分にもいろいろありましたね。インナーケアにおいても、それぞれの特徴を把握したうえで目的に合った成分を選ぶことが大切です。
肌質をあまり選ばずに高い保湿力が得られるPCA-Na、肌の角質にたっぷりと潤いをとどめてくれるアミノ酸。そして、ラメラ構造をサポートすることで肌の潤う力自体に働きかけてくれるヘパリン類似物質。
どれをとっても非常に優秀な保湿ケア成分ですが、肌の持っている力を高めて回復を目指したいという場合にはアミノ酸やヘパリン類似物質が配合されているアイテムがオススメです。
また、インナーケアをおこなう際には肌荒れを起こさないかも重要なポイントです。いくつか試してみて、使用感や使用後の肌の状態を確認しながら自身に合ったものを選びましょう。
水分キープはおまかせ!肌表面で潤いの膜を作る成分
上で紹介した肌内部の水分をつかむ成分とは反対の、肌表面で潤いの膜を作る成分。水分を肌内部にとどめるには、うるおいの膜が欠かせません。
ヒアルロン酸・コラーゲンなどが代表的ですが、これらは加齢とともに減少するので大人の乾燥肌にピッタリの成分ですよ。
また、油性成分ではないので部分的に乾燥が気になる方にもおすすめです。
ヒアルロン酸
知名度の高い保湿成分といえばヒアルロン酸。
分子が大きいため浸透力は高くありませんが、肌表面の表皮部分で高い保湿効果を発揮します。その保水力は1gで6Lといわれており、粘性が高いのが特徴です。
ヒアルロン酸を使用した化粧品の多くはトロリとした使用感になっており、肌表面もしっとりと手肌が吸い付くような印象を受けることでしょう。
けれど、ヒアルロン酸も年齢を重ねるとともに減少していく成分です。肌表面の潤いを保ち、バリア機能を正常に守るためには欠かせない役割を担うので、化粧品で補うと効率的ですね。
コラーゲン
コラーゲンといわれると、なんとなく食材やサプリメントを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
実は化粧品にもよく使用される成分なのです。注意したいのが、化粧品に使用されるコラーゲンと肌内部の真皮で作られるコラーゲンは別物だということ。
化粧品に配合されているコラーゲンの働きは、ヒアルロン酸と同様に肌表面を潤すことです。肌表面が十分に保湿され潤いの膜ができると、紫外線など外部からのダメージを軽減させることが期待できます。
肌を乾燥から守ることが、肌の健康な状態を保つために最も重要なこと。肌表面を化粧品でしっかりと保護してあげることが望ましいですね。
ヒアルロン酸とコラーゲンは肌に浸透しないの?
保湿成分として優秀なヒアルロン酸やコラーゲンですが、実は分子が大きいため肌の角質層までは浸透できません。
ですが、ヒアルロン酸やコラーゲンにはいくつかの種類があり、ものによっては肌の角質層まで浸透し内側から肌を潤す作用を持っています。
加水分解ヒアルロン酸や加水分解コラーゲンといわれるものがそうで、加水分解という処理をおこなうことで分子を小さくし、肌の角質まで浸透するよう加工されています。全成分表示でも「加水分解○○」と表示されているのでチェックしてみるとよいでしょう。
肌を弱酸性に保ち保護する皮脂膜
肌の健康を保つ機能として忘れてはならないのが皮脂膜。肌のいちばん外側にあり、肌を保護する役割を担っています。
例えば、肌を柔軟に保ち滑らかさを与えるエモリエント効果。手で触れたときの肌触りのよさにも関係しています。
また、外部刺激から肌を守ったり、角質がダメージを受けて剥がれ落ちるのを防ぐことも皮脂膜の働きによるものです。
そして、肌から水分が蒸発するのを防ぐ保湿効果。弱酸性に保たれた健康な肌は、いつも天然の保護クリームに守られているような状態であるといえます。
成分でみていくと、まず着目すべきなのがスクワレンやコレステロールです。
保湿系の化粧品にもよく配合されていますが、どちらも肌の保湿機能と深い関わりのある成分なのです。
また、多くの割合をしめているトリグリセリドやジグリセライドは、それぞれグリセリンと2〜3個の脂肪酸が結合した成分です。
もともと皮脂成分として肌内でグリセリンが作られていることを考えても、肌との相性がばっちりであることが伺えますね。
皮脂膜をサポート!肌の乾燥を防ぐ油性成分
肌の保湿だけでなく、保護の観点からも欠かせないのが肌表面にフタをする油性成分。
皮脂膜が司るバリア機能をサポートし、肌の水分の蒸発を防ぐ機能と外的刺激から肌を守る機能を持ち合わせています。
そして、このバリア機能を保つために重要なのが肌の水分と油分のバランス。良質な油分を補ってあげることで皮脂膜が肌をしっかりと保護し、美しくみずみずしい状態に保ってくれますよ。
スクワラン
人の皮脂膜として元来存在している成分であるスクアレンに水素を添加して、安定性を高めたのがスクワラン。
化粧品に使用されるものはサメ由来のものや、紅花やコーン・オリーブなど植物由来のものがあります。植物由来のものの場合には特に植物性スクワランと表記されているのでわかりやすいでしょう。
スクワランは肌から分泌される汗や皮脂と混ざることで皮脂膜となり、肌表面を保湿します。さらに外部刺激などから肌を守り、肌環境を保つようアプローチ。
ホホバオイル
ホホバオイルはホホバの種子を絞って作られる植物性のロウのことです。保湿効果が高く、肌への浸透がとてもよいという特徴があります。
また、ロウという言葉のイメージとは違い、その使用感はサラッとしてベタつきません。
ビタミン(A,B,C)、アミノ酸、ミネラルなどの美容成分が含まれており、アクネ菌の餌になるという他のオイルにありがちなデメリットもなし。そのためニキビの原因になりにくく、肌質を選ばずに取り入れやすいのが魅力の成分です。
ワセリン
ドラッグストアやコンビニでもよく目にするワセリン。石油由来の油性成分で、常温でもペースト状を保っています。常温で液状になっているものはミネラルオイルと呼ばれますが、成分としては同じものです。
ワセリンは油分が多いため、肌にのせても浸透力は高くありません。また、若干のベタつきがあるので使用感による好みはわかれがちです。
一方、浸透力が低いおかげで肌表面に留まりやすく、水分蒸発を防ぐことで高いバリア機能を発揮します。
ミツロウ
ミツロウは古くから化粧品に使用されてきた天然の保湿剤です。ご存知の通り、ミツバチの巣から精製された天然のロウの一種。粘性が高く、他の材料と乳化しやすい特性を持っています。
人の皮脂と同じ性質を持っているといわれ、肌なじみがよいのが魅力です。また、密閉性に優れており保湿効果が高いので、乾燥肌の人には特にオススメの成分なのです。
ミツロウを含む化粧品は柔らかな使用感が得られるのも特徴で、クリーム類の伸びの調整やヘアワックス、口紅などの固形のメイクアップアイテムなどにも使用される便利な成分です。
エイジングケアにおすすめの保湿成分
一定の年齢に差し掛かると気になってくるのがエイジングケアですよね。
毎日しっかりとケアしているつもりなのにハリがない、なんだか肌がパッとしないと感じたときにはエイジングケアを取り入れましょう。
エイジングケアの基本となるのは保湿ケアです。特に、肌内部のバリア機能にアプローチしてくれる成分がオススメ。
エイジングによる肌の悩みの多くは乾燥が原因で引き起こされているのですが、バリア機能が低下することで肌の再生力やターンオーバーの乱れへと連鎖します。
そのため、まずは肌内部のバリア機能を正常に働かせるようアプローチするのが年齢肌を解消する第一歩になるのです。
おすすめの成分
- ナイアシンアミド
- 植物エキス
- ヒアルロン酸
- アスタキチンサン
これらの成分に共通しているのが、保湿ケアをおこないつつエイジングケアにもアプローチしているという点です。
まず、乾燥以外で年齢肌の肌悩みの要因となるのが肌の酸化です。
肌の酸化は紫外線によるダメージの蓄積や、毎日のメイクの落とし残しによる色素沈着、皮脂や油分の酸化などにより引き起こされます。
また、知らず知らずに溜まっているストレスもターンオーバーのサイクルを乱す原因に。
こういった年齢肌特有の肌をケアするには、アスタキサンチンのようにターンオーバーを促進したりメラニンの生成を抑制したりする働きをしつつ保湿も叶えてくれる成分を選ぶ必要があるのです。
植物エキス配合化粧水ならオルビス ユードットがおすすめ
オルビス独自の研究によって導き出された植物エキスの複合成分「GLルートブースター」を配合。
GLルートブースターとは
お肌を健やかに保つメマツヨイグサ抽出液と水分と油分のバランスを整えベタつきを軽減させハリやツヤを与える保湿成分です。
各々さまざまな効果を発揮する植物エキスですが、GLルートブースターはエイジングケア効果を兼ね備えているため年齢肌に悩む大人女性にぴったり。
また、効果を感じやすくするためにライン全てに共通成分として配合されているのも嬉しいポイントです!
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乾燥肌・敏感肌におすすめの保湿成分
肌トラブルの中でも侮れないのが乾燥肌。一般的にはよくある症状ですが、ただ乾燥しがちになっているだけと油断してはいけません。
肌のバリア機能が低下している状態なので、敏感肌の一種として考えられているのです。敏感肌と同様に保湿をメインにしたスキンケアが必要です。
また、乾燥が原因の敏感肌は特に外的刺激を受けやすく、紫外線やホコリなどの刺激だけでなく肌に合わない化粧品や刺激性の強い成分でも乾燥を悪化させてしまうことがあります。そのため、さらに水分を保持する機能が衰えてしまう悪循環に陥りがちに。
それを改善するためには、肌に刺激になりにくく高い保湿力のある成分を取り入れることが望まれます。難しい条件に感じますが、意外と手に入りやすいものです。以下にオススメの成分を紹介するのでチェックしてみてくださいね。
おすすめの成分
- ヒト型セラミド
- ライスパワーエキスNo.11
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- グリセリン
- ワセリン
乾燥肌・敏感肌に必要なのは保湿力の高い高保湿成分です。例えばヒト型セラミドのように肌の内部から水分を保ってくれるもの、ライスパワーエキスNo.11のようにセラミドを作る働きをサポートしてくれるものなどが挙げられます。
また、ヒアルロン酸やコラーゲン・グリセリンといったバリア機能をサポートしてくれる成分も重要で、保水力を高める成分とあわせて取り入れることがポイントです。
注意が必要な成分
- アルコール(エタノール)
乾燥肌や敏感肌のスキンケアにおいて、注意したい成分にアルコールがあります。化粧品に配合されるのはほとんどエタノールですが、着目すべきはその揮発性です。エタノールが揮発するときには肌から水分も一緒に奪ってしまうのです。
また、基本的に刺激性は低くない成分のため、乾燥して敏感になっている肌にとっては刺激が強く感じがちです。敏感肌の人の中にはアルコール過敏症などアルコールに非常に弱い場合もあります。
大人ニキビのおすすめの保湿成分
思春期ニキビと違い、大人ニキビの原因は実にさまざまです。ストレス・睡眠不足・ホルモンバランスの乱れなど内的要因によるもの、乾燥・紫外線・ターンオーバーの乱れなど外的要因によるものなどが重なって起こります。
そのため、大人ニキビのケアにはただ皮脂を抑制するものではいけません。
また、繰り返しがちな顎ニキビの場合にはケアもより丁寧におこないます。顎は角質が厚くなりやすい部分でもあるので、古い角質を除去できるふきとり化粧水との併用がオススメ。ですが、あくまで低刺激が原則です。アルコールフリーのタイプなどがよいでしょう。
おすすめの成分
- セラミド
- ヒアルロン酸
- アミノ酸
- BG
大人ニキビの保湿ケアにオススメなのが、セラミドやヒアルロン酸、アミノ酸等が配合された化粧品です。これらの成分は肌の内部の保水力やバリア機能を高めるように働きかけるので、ニキビができにくい肌を目指せます。
また、化粧品のベースとなる水性基剤に着目するものオススメ。大人ニキビのケアにはBGが使用されているものがよいでしょう。グリセリンと比べて使用感が軽くさっぱりとしているだけでなく、抗菌効果も発揮するのでニキビ肌にはもってこいです。
皮脂の分泌が多い場合にはビタミンC誘導体が配合されているアイテムで皮脂のバランスをとるのも効果的です。その際にはVCIPやステアリン酸アスコルビルなど油溶性ビタミンCが配合されているものを選びましょう。
注意が必要な成分
- オレイン酸を多く含む油脂類
- グリセリン
ニキビ肌に油分はよくないといわれますが、その理由は油分に含まれる遊離脂肪酸がニキビの原因になるアクネ菌の餌になりやすいからなのです。
一方、ホホバオイルはオレイン酸の配合量が12%ほどと非常に低いのでオススメです。
オイルという名称ですが成分的にはロウに近く、一般的な植物性オイルと比べて安定性が高く酸化しにくいという特徴があります。
また、グリセリンもアクネ菌の増殖を促す場合があり、肌質によっては注意しなければなりません。
特に高濃度で配合されている場合には肌への浸透も遅く、肌表面にとどまる時間も長いのでアクネ菌の餌になってしまう可能性が高くなります。
使用感や保湿力を左右するベース成分にも注目を
化粧品を作るには、まずベースとなる基剤が不可欠。
油性のものや粉末のものなどいくつか種類がありますが、ほとんどの化粧品に配合されているのが精製水とアルコール成分をもとにした水性基剤です。
また、防腐剤や酸化防止剤などもこの水性基剤に配合されており、化粧品の安全性において欠かせない抗菌効果ももたらすのです。
保湿力の高いベース成分を用いることで、もちろん化粧品の保湿力もアップ。では、実際に使われている成分をチェックしてみましょう。
- mizuki
コスメ・スキンケアマイスターを持つ美容ライタ-❤
美容成分ばかりに注意がいきがちですが、この化粧品のベースとなる成分にも注意を向けることが、より効果的なアイテムを選ぶうえでとても役立ちます。
では、実際に化粧品に配合されることの多い水性基材の種類を見ていきましょう。
グリセリン(多価アルコール)・・・★★★
グリセリンは数多くある基剤の中で最も皮膚への安全性が高く、さらに保湿性と保水性も高い成分です。
空気中の水分を掴むほどの保湿力があり、肌表面を潤しながら水分をそのまま肌表面にキープするよう働きます。
また、水分と混ざると発熱するという特徴も。肌に塗布する際に空気中の水分と混ざることでじんわりと発熱し、独特の温かな使用感も生み出すのです。
基本的にグリセリンは保湿性の高い成分ですが、ヒアルロン酸やコラーゲンのような相性の良い水溶成分を組み合わせることでさらに保湿効果が高まります。
BG・・・★★☆
グリセリンよりもさっぱりとした使用感が得られるのがBG(ブチレングリコール)。水分を引き寄せ、保湿する効果が期待できます。
グリセリンと同様に多価アルコールの一種ですが、防腐効果・酸化防止効果が高いのが特徴です。
防腐効果が高いとなると刺激が強いのでは?と思われがちですが、肌への刺激は比較的少なく、安全性の高い成分です。逆に菌の繁殖を抑えてくれるので、肌トラブルを回避する手助けとなります。
また、BGを配合することで防腐剤自体の効果を高められるのも魅力で、BG不使用のものと比べると防腐剤の使用量を軽減することができます。
DPG・・・★☆☆
BGと同様にサラッとした質感のDPG。保湿効果はグリセリンよりもやや控えめですが、抗菌力が高いのが特徴です。
その効果はBG以上で、肌への刺激も若干高いのが注意点。敏感肌の人や、乾燥しがちな肌の人は避けておいたほうが無難ですね。
ですが、化粧品の伸びをよくする働きがあるため幅広く用いられています。特にさっぱりタイプの化粧品の成分をチェックすると見つけられることが多いでしょう。
また、水や油を混ぜ合わせる働きがあり、スーっとした使用感のメントールや美白成分として有名なアスコルビン酸を溶かすための材料としても配合されています。
ベース成分をまとめてみると、先頭にグリセリンが表記されていれば保湿力の高いしっとりタイプ、逆にBGやDPGとなっていればさっぱりとしたタイプであることが想像できますね。
特に高保湿なスキンケアアイテムを選びたいのであれば、先頭に表記されている成分がDPG以外のものを選択するのがオススメです。
ひとつ注意したいのが、グリセリン・BG・DPGはほかのエキス抽出のために少量使用されている場合もあることです。
保湿力を高め、乾燥から肌を守るスキンケア方法とは?
乾燥した肌はとてもデリケート。
体の健康状態や精神的なストレスでも繊細に変化し、その都度スキンケアも見直す必要があるのです。
保湿ケアの秘訣は、肌の内部と表面の両方からアプローチをかけること。肌が自分で潤う力を高めてあげるとさらに効率アップです。
トラブル別に注意したい成分やポイントもご紹介しているので、一緒に押さえておくとバッチリですよ。自分に必要な成分をピックアップしてみましょう。
美白ケアは肌の乾燥に注意
美白ケアアイテムの成分をチェックしてみると、ビタミンC誘導体が配合されていることがよくあります。
昔から「日焼けにはビタミンを」とよく耳にしたものですが、乾燥肌や敏感肌の場合にはビタミンCに注意をしなければならない場合があるのです。
ビタミンC誘導体には水溶性と油溶性のものがあり、水溶性ビタミンC誘導体は乾燥を引き起こすことがあります。
化粧品をアピールする際にはビタミンC誘導体としか記載されていない場合が多いため判断が難しいのですが、同じ水溶性ビタミンCの中でも特に刺激性が高めの成分があるのです。
おすすめの成分
- ビスグリセリルアスコルビン酸
- 油溶性ビタミンC誘導体(VCIP、ステアリン酸アスコルビルなど)
- アルブチン
- トラネキサム酸
- プラセンタエキス
- フラーレン
- コウジ酸
乾燥肌の美白ケアにオススメなのは、紫外線のケアと保湿を継続的におこなうことです。
無理に効果の高い美白成分を使用せず、アスコルビルグルコシドのように穏やかな美白効果と保湿ケアが叶うもの、ビズグリセルアスコルビン酸のようにビタミンCにグリセリンをつなげて安定性と保湿性を両立させた成分などでじっくりと時間をかけるのがよいでしょう。
また、美白ケアをしつつ肌荒れも予防してくれるトラネキサム酸、美白効果は高めでも肌への刺激が優しいアルブチンやコウジ酸も適しています。さらに、抗酸化作用やターンオーバーと関わりの深いプラセンタエキスやフラーレンも肌の内面から整える根本的な美白ケアに効果が期待できますよ。
注意が必要な成分
- 水溶性ビタミンC誘導体
- (3-O-エチルアスコルビン酸、VCエチル、ビタミンCエチル、リン酸アスコルビルMg、リン酸L-アスコルビルマグネシウムなど
前にも触れたように、美白ケアは肌の乾燥に注意が必要です。水溶性ビタミンC誘導体の中でも特にアスコルビルリン酸Naという成分は刺激性が強いとされており、リン酸アスコルビルMgのほうがまだ低刺激です。
また、皮脂の分泌を抑制する働きがあるので、それもあいまって肌の乾燥に拍車がかかるというわけです。いずれにしても、刺激性と皮脂分泌の抑制という点で乾燥肌の美白ケアにはオススメしません。
また、最新型の水溶性ビタミンC誘導体としてイソステリアルアスコルビルリン酸Naという成分が使用されています。
ですが、まだ商品自体少なく使用例も多くないので、製品が安定するまでは使用を控えるほうが無難といえます。
Q&A
肌が乾燥するのはなぜですか?
人の肌からは常に水分が蒸発しているのです。特に、トラブルを抱えた肌は保湿ケアをしないとどんどん乾燥が悪化してしまいます。
また、プチプラ化粧品を長期間使用している方も注意が必要です。安価なものは保湿力の高い成分の使用割合が少ない傾向にあるので、肌内部を潤したりバリア機能をサポートする力は見込めない場合が多いでしょう。せっかく購入した化粧品でも、肌の調子がよいと感じられない場合は見直しがおすすめ。
乳液とクリームは、保湿力に違いはありますか?
使用するアイテムに含まれている水分と油分の比率が異なることで、そのテクスチャーや保湿持続力に差が出てきます。
クリームは乳液に比べて油分の配合量が多くなっており、テクスチャーも固く保湿力に優れているのが特徴です。乳液に配合されている油分の量は多くても20%程ですが、クリームは25%ほどとその割合が高めです。
また、ヒアルロン酸やコラーゲン・ワセリンといった肌の奥に浸透しにくい保湿成分も比較的多く配合されており、肌表面に長時間留まって保湿効果を持続させるように働きます。
化粧水に保湿成分がたくさん入っていれば、乳液やクリームは必要ないですか?
化粧水だけでスキンケアを終えるのはおすすめできません。
化粧水はその名の通り、肌に水分補給をする水分のことです。多少の保湿持続成分は配合されていますが、乳液やクリームとは明らかに用途が異なります。
基本的に化粧品に含まれる成分の80〜90%は水分。残りの10〜20%の中に保湿成分や美容成分、防腐剤などが含まれます。あくまで限られた割合の中での保湿成分なので、化粧水だけで乳液やクリームに配合されている油分が持つような保湿機能を補うのは難しいでしょう。
また、化粧水だけではいくら水分補給をしてもどんどん蒸発してしまいます。それを防ぐのが乳液やクリームの役割です。
乾燥肌なのに、保湿するとニキビが出来ます。どうしたらいいでしょうか?
化粧品に含まれている保湿成分がニキビの原因になっている可能性があります。
保湿効果の高いアイテムを使用してニキビができるときは、配合されている保湿成分を見直すことが必要です。
ニキビの原因は主に皮脂の詰まりや酸化。さらに、アクネ菌の餌になりやすい遊離脂肪酸が含まれる油分が菌の繁殖を促します。
そこでオススメなのが、ニキビ菌の餌になりにくい保湿成分です。さらに、抗炎症作用や皮脂分泌の抑制作用などが一緒に取り入れられるケアがより適しています。
日焼け止め兼美容クリームがありますが、それを塗れば別にスキンケアは必要ないですか?
化粧水や乳液での基本ケアは必須です。
商品によって多少の差はありますが、クリームの効果は基本的に油性成分による肌の保護。水分を補い、保湿をするという化粧水や乳液のような効果は得られないと考えましょう。
さらに、日焼け止めの成分が肌刺激になってしまうことも。その点でも、化粧水と乳液で肌をしっかりと保湿した上で使用することが望まれます。せっかくのクリームの効果を生かすためにも土台の肌ケアは欠かせません。
保湿スキンケアに甘い味のものがあるのはなぜ?
保湿スキンケアアイテムに甘い味がするのは、グリセリンが配合されているからです。
グリセリンは水溶性基剤として多くの高保湿化粧水などに配合されており、肌への刺激性も少ないのでとても利便性のよい成分。
美容成分の抽出などに使用されることもありますが、その保湿性を生かしてクリームなどの硬さを調節したり安定性を高めたりします。
オイル系が配合されているとニキビが増えてしまいます。対策方法はありますか?
ホホバオイルがオススメです。
ホホバオイルにはニキビの原因になりやすいオレイン酸の含有量が少なく、他の植物性オイルに比べてもダントツで低割合です。化粧水など水分を補うための化粧品はオイルフリーのタイプにし、乳液やクリームだけホホバオイル配合のものに変えるのもよいでしょう。
また、抗菌作用や抗炎症作用のある成分が一緒に配合されているアイテムも便利です。
アトピー肌でも使える保湿成分はありますか?
刺激性が少なく、保湿力の高いものがおすすめです。
アトピー性皮膚炎の人は、健康な肌の人よりも肌のバリア機能が低下している状態にあると考えられています。そのため、使用が検討できる保湿成分としては低刺激かつバリア機能を高める高保湿のタイプのものとなります。
例えば、肌の潤いを保っている成分であるセラミド、セラミドの生成をサポートするライスパワーエキスNo.11など。NMFの働きを助けるアミノ酸も、もともと人の肌が持っている成分ですので比較的安心して取り入れられます。
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防腐剤が入っていると肌に悪いですか?
化粧品に使用されているほとんどの成分は安全性が証明されています。
防腐剤は化粧品の安全性を維持するためにとても重要な役割を持っており、カビや菌が繁殖するのを抑えて品質を保ってくれるのです。
もともと化粧品は水分や油分でできており、かつ開封後も常温で保管している人が多いですよね。加えて毎日素手で触れています。
そうなると、雑菌やカビがいつ繁殖してもおかしくありません。劣化した化粧品を使い、肌トラブルに繋がってしまうケースもあるのです。
ベビーオイルだけで保湿は可能ですか?
肌表面に油膜を張ることでの保湿なら可能です。
ベビーオイルは、石油由来のミネラルオイルが主体になっているものと植物性オイルが主体になっているものの2種類があります。
基本的には油分と防腐剤や安定剤のみで、美容成分や他の保湿成分が配合されているものではありません。
また、ミネラルオイルは液状のワセリンのことです。肌表面に油膜を張り保護する効果は期待できますが、肌内部に浸透し保水力を高めるような効果は望めません。
植物性オイルを使用したものであれば比較的肌への浸透がよいものもありますが、保湿成分として添加しているわけではないのでそういった効果は穏やかといえるでしょう。
保湿することで毛穴は改善されますか?
毛穴ケアにも保湿は必要な対策です。
毛穴の元本には必ず皮脂を分泌するための皮脂腺があります。
乾燥やホルモンバランスの崩れなどさまざまな要因で皮脂腺が皮脂を過剰に分泌すると、毛穴が詰まったような目立った状態になってしまうのです。
そこで、毛穴の悩みのケアには保湿が重要になるのです。
皮脂が過剰に分泌されるのは、肌の乾燥がバリア機能の低下を引き起こしているから。衰えたバリア機能をもとに戻そうと、肌は皮脂をたくさん分泌します。
男性でも保湿ケアは必要ですか?
男性こそ保湿ケアを取り入れましょう。
化粧品を使って肌のケアをしている男性はまだ多くありませんが、ニキビや油性肌などの肌悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
肌の構造は女性も男性もほとんど変わらず、より乾燥しやすいと言われます。乾燥している状態が続けばもちろんバリア機能は低下しターンオーバーも乱れ、肌はどんどん衰えてしまうでしょう。
また、午後になると顔がテカテカになってしまうというようなオイリー肌の悩みにも保湿は欠かせません。
化粧水をつけすぎると乾燥が悪化しました。どうしてですか?
化粧水のつけ過ぎや、配合成分が乾燥を招いていると考えられます。
化粧水の働きは主に肌に水分を与えることです。乳液やクリームのように水分の蒸発を防ぐ力は望めません。
日々のスキンケアを化粧水だけで済ませていると、化粧水が蒸発するのにあわせて肌内部の水分も蒸発してしまい逆効果になる可能性が十分にあります。
また、エタノールを配合したさっぱりとするタイプの化粧水を好んで使用している場合も要注意です。エタノールには揮発性があり、揮発する際に肌の水分も一緒に奪ってしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
情報盛りだくさんなので、覚えきれないかもしれませんが、実際に化粧品を選ぶ時にこの記事を参考にしようと思っていただければなと思います。
乾燥肌、敏感肌に悩んでいる方、保湿ケアを今から始めようとしている方などのお役に少しでも立てれば嬉しいです♥
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