香水は、自分を表現するファッションのひとつ。選び方一つで印象が大きく変わるため、基本的な知識とテクニックを身に着けることが大事。
この記事では、香水の基本的な種類や選び方、そして付け方について詳しく解説。特に「いい女度」を高めたいと考えている方に向けて、おすすめの香りやブランドも紹介します。
具体的な例や体験を交えて、わかりやすく説明します。香水の世界に一緒に踏み込んでいきましょう。
目次
香りの種類と印象について
香水は「①いつ ②誰と ③どこにでかけるのか」といったポイントを押さえて選びましょう。
例えばお仕事のときと、彼との特別なデート、洋服やメイクだって違うはず。
身にまとう香りも、使い分けが大切。香りの基本について知らなかった人も、いまさら聞けないと思っていた人も、ランクUPしちゃいましょう。
主な香りの種類
- フローラル
- オリエンタル
- ウッディ
- シトラス
- フルーティ
- シプレ
春の午後の優雅さを纏う:フローラル系
特徴 | 花の香り |
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シーズン | 春、初夏 |
印象 | 女性らしさ、優雅さ |
華やかな花の香りで女性らしさや優雅さをアピールできるのが、フローラル系。デートや女子会などで優しい女性的なイメージを与えたいときや、リラックスしたいときにおすすめの香りです。
香りが長続きしやすく、ローズやジャスミン、ラベンダーなど、春や初夏を思わせる香りが特徴。
フォーマルな会議では甘さが敬遠され、スポーツの場では汗と交じることで思わぬ香りに変わることがあるので注意しましょう。
フローラル系のおすすめ香水:ジルステュアート クリスタルブルーム
この世でもっとも透明で可憐な香りといわれるクリスタルブルーム。時間ともに花の香が少しずつ変化するのもオススメなポイントです。
男性はまず身につけない香りなので、ちょっと友達以上の進展を望んでいる相手をドキドキさせるには、わりと効果的!種類も多いので好みの香りを楽しむのに適しています。
神秘的な夜を創り出す:オリエンタル系
特徴 | 東洋的な香り |
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シーズン | 秋、冬 |
印象 | 神秘的、セクシー |
例えば、彼氏との久しぶりのデート。いつもとは違って、夜はちょっとお洒落なディナーを予約してるし、ラブラブな気分に浸りたい。
そんなシチュエーションでは、オリエンタル系の香りに勝るものはありません。催淫作用をもたらすムスクなど動物性香料が効いた魅惑的な香りが、神秘的でセクシーな印象を与えます。
オリエンタル系のおすすめ香水:ヴィヴィアン・ウエストウッド ノーティアリス オードパルファムスプレー
イランイランの官能的な香りをまとったブラックローズとバイオレットの甘い香り。若さの中にほんのりとした色気を含む、好奇心たっぷりな女の子におすすめのアイテム。
神秘的な魅力を纏う:ムスク系
特徴 | アニマリックで温かみのある香り |
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シーズン | 秋、冬 |
印象 | センシュアル、神秘的 |
ムスク(ホワイトムスク)系の香水は、アニマリックな成分を基調とした温かみのある香りが特徴です。特に寒い季節によく合い、センシュアルで神秘的な印象を与えます。
以前はジャコウジカの香嚢を原料としていましたが、現在は動物保護を目的に人工的な合成香料で代用されています。
持続時間は長く、特に夜のシーンやフォーマルな場での使用に適しています。内側からにじみ出る魅力を印象付けたい時におすすめな香りです。
特別なデートや夜のイベント、フォーマルな場所での使用が最適です。その神秘的でセンシュアルな香りは、相手に強く印象を与えます。ただし、香りが強いため、適量での使用が推奨されます。
自然と一体となる冒険:ウッディ系
特徴 | 森林や土、木の香り |
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シーズン | 秋、冬 |
印象 | 落ち着き、自然体 |
森林、木、土、苔などの自然な香りを基調とするウッディは、アウトドアや、リラックスした時間を演出するのに最適な香り。
長く香りが続き、落ち着いた印象でストレスを和らげます。
サンダルウッドやシダーなど、木のエッセンスが使用され、特に寒い季節によく合うアイテムです。
アウトドアのほか、落ち着いた部屋での読書のお供に、ビジネスシーンではシックで落ち着いた印象を与えたいときに適しています。量が多すぎると圧迫感があるので控えめに香らせましょう。
クールな都会の風を感じる:シトラス系
特徴 | 柑橘系のフレッシュな香り |
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シーズン | 春、夏 |
印象 | 爽やか、活発 |
男女ともに人気があり、季節も選ばず誰にでも受け入れられやすいシトラス。弾けるレモンやオレンジ、グレープフルーツなど柑橘系の爽やかな香りです。
香りが飛びやすく、持続性は低め。気分をリフレッシュさせる効果もあります。
若さあふれる甘いシトラスや、スパイシーさを加えた大人びたシトラスなど種類も豊富で、パートナーと共有しやすい香りですね。
初めてのデートで甘いシトラスの香りを選ぶことで、明るく楽しい雰囲気を作り出すことができます。ビジネスの場ではスパイシーなシトラスを選ぶことで、洗練された親しみやすい印象を与えましょう。
シトラス系のおすすめ香水:エルメス ナイルの庭
2005年に発表された「庭園シリーズ」の一つ。甘すぎず爽やかなのに高級感のある香りで、どんな方でも「いい香り」と受けがいいのが特徴。
海外にある美しい高級リゾートを思わせる香りは、男女ともに好評。クチコミ評価の高いアイテムです。
楽しさと元気を引き出す:フルーティ系
特徴 | 果物の香り、甘く爽やか |
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シーズン | 春、夏 |
印象 | 元気、明るい |
フルーティ系の香水は、果物の香りを基調とし、甘くて爽やかな印象を与えます。特に暖かい季節にぴったりで、元気や明るさを感じさせる香りです。
持続時間は中程度で、日中のカジュアルなシーンやアウトドアでの使用に最適です。
アップル、ピーチ、ベリーなど、多種多様な果物のエッセンスが使用されます。
春のピクニックや夏のビーチなど、アウトドアでの活動に最適です。また、カジュアルなデートや友達とのショッピングなど、明るく楽しい雰囲気を演出したい場合にもおすすめです。
一日のストーリーを演出する:シプレ
特徴 | 柑橘系と樹脂系の混在 |
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シーズン | 全シーズン |
印象 | 成熟、洗練 |
シプレ系の香水は、ベルガモットなどの柑橘系とオークモスなどの樹脂系を混ぜ合わせた複雑な香りが特徴。
トップノートでは柑橘系が香り爽やかな印象から、ラベンダーやローズなどのミドルノートに変化。さらに時間が経つにつれ落ち着いたオークモスが顔をのぞかせ、1日の変化に合わせて香りも暖かく変化していきます。
ややクラシカルでフォーマルな印象もあることから、ビジネスシーンにもおすすめ。
シプレ系のおすすめ香水:クロエ シグネチャーフレグランス
ピュアな空気をいっぱい吸い込んだかのような爽やかで軽やかなシプレーローズの香り。控えめな女性をイメージしたボトルも素敵です。
自然な香りなので、人が混雑している様な場所でも、密接した人や香りが苦手な人から、嫌がられることも少ないでしょう。
男性へのプレゼントに最適:フゼア
特徴 | アニマリック+スパイシー |
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シーズン | 秋、冬 |
印象 | 神秘的、力強さ |
フゼア系の香水は、ムスクやアンバーなどのアニマリックな成分と、スパイスや樹脂が組み合わさった独特の香りが特徴です。
トップノートではスパイシーな香りが先行し、次第にムスクやアンバーのアニマリックな香りへと変化します。時間が経つにつれて、より深みと複雑性が増していきます。
その神秘的で力強い印象は、特別な夜やイベントにぴったり。香りが強いため控えめに使うのがポイント。
フゼア系のおすすめ:ペンハリガン サルトリアル オードトワレ
モダン(現代らしさ)を感じるトラディショナルなオードトワレ。厳格な英国紳士を思わせる香りはスパイシーな色気があり、スーツの男性によく合います。
落ち着いた男性に使って欲しい、上質なウッドとムスクを感じるアイテム。
香水の濃度とシーン別の選び方:パルファンからオーデコロンまで
種類 | 濃度 | 持続時間 |
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パルファン | 15〜30% | 6〜12時間 |
オードパルファン | 8〜15% | 5〜8時間 |
オードトワレ | 5〜10% | 2〜5時間 |
オーデコロン | 2~5% | 1〜2時間 |
香水は濃度によって呼び名が変わり、香りの持続時間も変わります。
濃度はアルコールの量で調整されます。香料の濃度が低いと、アルコールの濃度が相対的に高くなり、その結果、香りは短時間で強く感じられます。逆に、香料の濃度が高い場合は、香りがより長時間にわたってゆっくりと広がります。
一日中外出する場合などにオススメなのは「パルファン」
CHANEL(シャネル)
アリュールサンスュエル パルファム
¥17,208
5~7時間継続:一番濃度が高くリッチで強い香り。
1滴分を点、もしくは細い線で引くように付けます。香水瓶のガラス棒の量で香りが強すぎる人は、つまようじを使うと量を減らすことが出来ます。長時間持続するからといって、会社やお葬式では強すぎるので不向きです。
日常使いでオススメなのは「オードパルファン」
VIKTOR & ROLF (ビクター&ロルフ)
ボンボン EDP SP
¥12,588
5時間前後継続:深みがあるわりに、使いやすい。
1~2滴分を細い線で引くように付けます。スプレータイプが主流なので10㎝くらい離して2プッシュ目安で調整をします。気軽に使えて長時間香るので、外出時にも最適です。
初心者さんにオススメな「オードトワレ」
JEAN PATOU (ジャンパトゥ)
ジョイ オードトワレナチュラルスプレー
3~4時間継続:強すぎない香りで爽やかな使い心地。
1~3滴分を面で広い範囲に付けます。スプレータイプが主流なので10㎝くらい離して2プッシュ目安で調整をします。スプレーした下を「くぐる」ようにつける方法は香りの継続時間が短くなります。カジュアル使いに適した、初心者さんでも失敗しにくいアイテムです。
就寝時や入浴後にも最適な軽さの「オーデコロン」
JO MALONE (ジョーマローン)
グレープフルーツ コロンスプレー¥22,836
1~2時間継続:揮発性も高く、爽やかな香り。
スプレータイプが主流です。多めにつけても問題ありません。移り香も気にならないので、単純にいつも身につけていたい一番好きな香りを選ぶのがオススメ。
香水のつけ方のコツ
間違ってつけると、変な匂いになったり、香る効果が得られなかったりします。つけ方は目的によって変えましょう。
香水は人の体温で暖められると、香りが強くなります。お出かけの30分前につけてみて香りの強さを確認すると、つけすぎ防止になります。
それから洋服についてしまうと、後からシミになることもあるので、注意してくださいね。
香水は、体の場所で良い付け方と悪いつけ方がある!
香水のオススメなつけ方
耳のうしろやうなじ、胸元、肩、ひじの内側、手首・足首の内側、膝の裏側など、皮膚の薄い部分につけることが基本です。つける前に、清潔にしておくことも大切。
しっかり香りたいなら「上半身」、ほのかな香りに包まれたいなら「下半身」、両方なら「全身に少しずつ」。付ける場所でも印象は変わってきます。
香水の悪いつけ方
絶対ダメなところは、脇。汗腺が多すぎる場所は、体臭と混ざって変な香りになってしまいます。
首筋はダメな訳ではありませんが、あまりおすすめしません。首筋は、人によっては自分の香水で「香り酔い」をおこして気分が悪くなることがあります。体調が良くない日は特に注意しましょう。
髪の毛につけるのは、おすすめしません。髪を痛める原因になる可能性があります。その代わり、ヘアフレグランスを使ってみてください。その際は、同じ系統の香りに合わせてたり、量を控えめにして調整しましょう。
体臭・消臭対策は専門で。
勘違いしてはいけないことは、「匂いを消すために香水をつけるのではない」ということ。海外で入浴する機会が少なかった時代に、その役割があったのは確かです。ですが、脇につけて「わきが」等の体臭隠しをするには、かなりの香水の量が必要・・・とうことは
臭い体臭+多量の香水=ただの強くて臭い匂い 大失敗の代表!
気になる体臭は、無臭の消臭クリームなどで、正しく対策をしましょう。
敏感肌の方や子供でも安心して全身に使用できて、高い効果が長時間持続する国産のhighness(ハイネス)デオドラントクリームはオススメです。
時間経過で変化する香水成分の配合は重要!
つけ始めは好きな香りだったのに、時間が立つと「合わない」と失敗した人はいませんか?それは、香りが変わっていることに気づいていないからかもしれません。香りが変化するのは、成分の配合の仕方に関係しています。
香水は時間で変化する香りのストーリー。
香水は、数種類の香り成分を組合せて作ってあります。つけた後、香りの表情は時間の経過ともに変化します。
トップノート15%(つけて最初の揮発性の高い香り)
ミドルノート30~70%(中盤のメインテーマを主張した香り)
ラストノート15~55%(持続性のある動物性や樹脂系の香り)
香りの変化は、ショップなどに香水と一緒においてある、細長い短冊(=ムエット)で確認すると失敗しません。
香りを選ぶ時はテイスティングしよう
最初に香るトップノートの確認は、ムエット(試香紙)に1滴染み込ませてから、顔の前で振って確認します。30分後に、再度香りを確認すると、メインテーマのミドルノートの確認ができます。このように、テイスティングして香りの変化を確認する方法がオススメです。
無印良品 300円(税込)
上級者さんは、自分で数種類の香りををMIXして、市販のムエットで調香する方も!他の香料とも相性も良く、安全な香料で、調合に適しているものもあります。
モレキュール01 30ml (リフィル)
8,800円(税込)
香水は、時間の経過で少しずつ表情がかわるので、その変化をテイスティングで確かめながら、自分だけの香りを作れたら素敵ですね。
余った香水の処分方法・再利用方法
使わない・処分したい場合
液体だからといって、流し台などで捨てると、強い匂いが充満する危険があります。嫌いな香りだったり、古くなったものは燃えるゴミで捨てましょう。
まず、薄手のビニール袋にティッシュをいれ、その中に香水を染み込ませて結びます。さらに密封性の高いジップロックなどにいれて二重にすればOK。作業時は、ビニール手袋の着用をオススメします。
瓶はかわいいものが多いので、お部屋の小物として楽しめます。
再利用・リードディフューザーを作る
新しい香水を買ったり、いつの間にか古くなったりしてつけなくなった香水は、リードディフューザーを作ってみましょう。市販のエタノールとラタンスティック(なければ竹串でもOK)さえあれば、簡単にできます。
香水自体は、香りが強いので、エタノールの量で調整します。玄関やトイレには少し強めに香りを残し、リビングなどでは微かに香るくらいまで薄めるのがポイント。
再利用・寝室用アロマディフューザーを作る
寝室では、水を入れた小皿に1滴たらして、やわらかく香る日替わりアロマを楽しみましょう。簡単に水の量で調整できるうえに、エタノールより気軽にできてオススメです。霧吹きでシュッとする方法もありますが、その場合は湿気や布染みに気をつけてください。
まとめ
このように、香り一つでも、TPOにあわせて種類と量を使いこなせる女性は、グーンと「いい女度」がUPします。10代の女の子が、妖艶でアダルトな魅力のオリエンタル系を使用したり、逆に大人の女性が、若さあふれる甘いシトラス系を使用したりするのは、選び方次第では合わない場合もあります。ファッションと同じで、年齢の雰囲気を壊さない香り選びも大切です。
さあ、香りを上手に使って、さらに魅力的な女性をめざしましょう!
使用感と成分にこだわるコスメコンシェルジュ。美容資格の知識を元に、QOL爆上げコスメを紹介します。
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