白髪染めアイテムの染毛テスト方法について

RoccoGirlでは、白髪染めシャンプーやトリートメント、白髪染めカラーの染毛テストに基準を設けて、なるべく実際の仕上がりに近いカラーをご確認いただけるよう心がけています。

※より正しい仕上がりに近い環境で染毛結果を見ていただくため、画面の明るさを最大にした状態で染毛結果をご覧ください!

染毛テストのルールについて

白髪染めシャンプーの染毛テスト基準

  • シャンプーの時間は30秒
  • 置き時間は15分で統一
  • すすぎは色水が出なくなるまで実施
  • シャンプー後にトリートメントは使わない

白髪染めトリートメントの染毛テスト基準

  • トリートメントの塗布はブラシにて実施
  • 2分かけて塗布をおこなう
  • 置き時間は15分で統一
  • すすぎは色水が出なくなるまで実施

白髪染めヘアカラー染毛テスト基準

  • メーカーの推奨する塗布方法を用いる
  • 2分かけて塗布をおこなう
  • メーカー推奨の置き時間でテスト
  • 色水が出なくなるまですすぎ、その後にシャンプーする

置き時間だけでなく、白髪染めアイテムの塗布時間についても統一ルールを設け、室内の温度・湿度についても管理して同一条件での染毛を実施しています。

染毛テストの様子

吉田
仕上がりに影響する要素を揃えた状態で染毛テストを実施し、商品ごとの差をなくすよう心がけています。

黒色の背景を使用して撮影

黒背景を使用した撮影の様子

撮影時には黒色の背景を使用して、なるべく実際の仕上がりと同じに見えるよう撮影しています。

なぜ黒色の背景なの?

白髪染めをおこなった髪をそれぞれの背景に乗せて撮影してみるとわかりますが、背景が白だとやや暗めに映り、黒だと明るめに映ります。

白背景で白髪染め後の写真撮影

「黒く染まった」「深い色に染まった」ということを伝えるには白背景が便利ですが、自然な髪色を表現するためには明度を調整する必要があります。明度を上げると全体的に薄い色になってしまったり、光の加減で不自然な仕上がりになってしまったり。。。

白背景で明度を上げた白髪染め後の写真

吉田
僕の技術が高ければ白背景でもリアルな色で撮影できると思いますが、、、白背景では「やや緑がかったダークブラウン」や「ほんのりベージュを感じるグレー」など、細かいニュアンスが撮影しづらかったです。

LPLPダークブラウンの1回目染毛「ほんのりとベージュを感じるダークブラウン」を再現するため、撮影環境とカメラセッティングに見直しを重ね続け、、、

LPLP1回染毛

黒背景を使用することによって、どこよりも再現性の高いカラーの表現が可能になりました。

白背景は白髪の染まりを正しく確認するのには向いていないと判断し、2021年の6月から黒背景に切り替えています。

黒背景で白髪染め後の写真撮影

吉田
他のどのサイトよりも正しいカラー表現になるよう、染毛方法はもちろん撮影環境にもこだわりました。

メーカーや他メディアの染毛テスト結果と色が違うのは何故?

白髪とブリーチ毛の比較

一般的に販売されている人毛白髪は「ブリーチ毛」で、ダメージを受けてpHがマイナスに偏っているので染料が付きやすく染まりやすい特徴があります。

吉田
写真左が人毛白髪。右も人毛ですがブリーチ毛です。

ヘアカラーやブリーチの履歴がある場合はブリーチ毛と同様の染まり方をするので染まりやすいです。

「根本が染まらない」という口コミは、新しく生えてきた白髪がブリーチ毛より染まりにくいことが原因のひとつ。

吉田
カラーの履歴があれば染まりやすいですが、生えてきた毛はバージン白髪なので染まりにくく、その差が「染まらない」という悪い口コミにつながっていると考えられます。

白髪とブリーチ毛の染まり方の違い

ブリーチ毛と白髪の染まり方

この画像は、どちらも同じ1回15分の染毛を実施しました。左が白髪で、右がブリーチ毛です。

吉田
ブリーチ毛には1回でもしっかりと色が入りますが、実際に白髪を染めても右のようには染まりません。

RoccoGirlの染毛テストではブリーチ毛ではなく、ちょっと高い「白髪」を使用しています。

他社の染まり方よりもやや控えめのカラーに染まってしまうので、、、「こいつら染めるの下手だな」って思われると悲しいのでアピールさせてください(涙)

より自然な仕上がりをお届けするために使用していますので、何卒ご了承ください!

白髪毛束での染毛にこだわる理由

人毛毛束でテストする5つの理由

  • 毛髪の差による影響を最小限に抑えられる
  • 同じ環境でテストを繰り返せる
  • 施術者による仕上がりの差異をなくせる
  • 同じ環境で撮影を行える
  • 並べて比較し、仕上がりの微妙な違いを知ることができる

人の毛髪には個人差があり、毛髪の色を大きく左右するコルテックスの太さや、染料の流出量を左右するキューティクルの強度が異なることで染毛結果に差が生まれます。

吉田
さまざまな人頭でテストをしてしまうと、毛髪の差によって正しく比較することが難しくなっちゃいます。人毛白髪は同じロット内なら差が少ないです。

また、室内の温度や体温など「温度」による影響や、塗布方法の差(手でもみこむ、ブラシで塗布する)によって染まり方は変わります。もちろん染毛する人の技術力によっても染まり方にムラが出たり、うまく染まらなかったりすることも。

吉田
染毛履歴のある毛髪は染まりやすいです。また、染料を乗せる量が少なすぎると染まりにくくなるので、個人差をなくすなら「同じ人が白髪毛束で染める」のが比較しやすいですよね。

光の入り方やカメラの設定によって写真の仕上がりは大きく変わるもの。撮影環境の差は大きな違いを生みます。

実際の毛髪と違う仕上がりに見えたり、比較した際の微妙なニュアンスの違いが表現しきれなくなってしまうのを防ぐため、専用の撮影ブースで撮影を行っています。

吉田
表示する環境によっても差が出てしまうので、、スマートフォンやPCの「明るさ」を最大にした状態で仕上がりの画像を確認してくださいね。