
年齢を重ねると共に生えてくる白髪。
ふと鏡を見ていたら、「あ・・白髪だ!」と発見してしまいショックを受けた経験がある人も少なくはないと思います。
この記事では白髪の原因から対策法、NG行動など白髪に関してのアレコレをご紹介。
この先ずっと付き合っていくであろう白髪について、正しい知識を身に着けたいと思っている人は是非最後までご覧ください。
白髪が生えてくる原因
白髪は一般的に歳を重ねるに連れて多くなっていくため、どうしても「年配」のイメージが払拭出来ません。
白髪=老人というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
それにより比較的若いうちから白髪が生えてきたことで悩みが絶えないという人も少くありません。
ではなぜ白髪が生えてしまうのでしょうか。
加齢による白髪
実は人は歳を重ねる毎に髪の色が自然に変色していきます。
一般的には生まれつきの色から灰色、白へと変化。
毛髪や肌の色素を保つ細胞でもあるメラノサイトを生み出すチロシナーゼが機能しなくなることが原因です。
ちなみに白髪が生え始める年齢には個人差がありますが平均的には35歳前後と言われています。
ストレスや恐怖による白髪
ストレスによる髪色の変化は聞いたこともある人が多いのではないでしょうか。
多くの文献などでも、恐怖やストレスによって一夜にして白髪化したなどという記述も残されています。
しかしこれらは近年の研究によって誇張した表現であることが分かってきています。
実はすべての髪の色が白髪に生え変わるには早くとも3年はかかってくるんです。
毛髪のサイクルによってはあっという間に白髪になる可能性も否定できないのですが、一旦生えてしまっている髪の毛の色が変色するということはないんだとか。
新しく生えてくる髪の毛が白髪の場合はストレスが関係していることもあるようです。
メラノサイトはかなりストレスに弱く影響を受けやすい細胞。
そのため大きなストレスによりメラノサイトが正常な動きをしてくれなくなることで白髪が生えてくるそうです。
喫煙による白髪
なんと喫煙も白髪の原因とされています。
J・G・モーズリーが主体となって行っている研究によると、喫煙者は非喫煙者に比べて4倍の確率で若年期に白髪が発生すると1996年のBMJ誌において発表されました。
若白髪が原因の人にはストレスが多く取り上げられますが、実は喫煙も原因に含まれている可能性もあります。
栄養失調による白髪
栄養失調はメラニンの生産を助ける栄養が不足してしまい白髪ないにしろ赤髪や金など髪色に変化をもたらします。
さらに色だけでなく、髪質も細く脆くなってしまうんです。
ただ、栄養失調による白髪は適切な食事や栄養を摂取することで回復することが出来ます。
難病による白髪
成人期以降に発症する早老症でも知られる難病「ウェルナー症候群」や悪性貧血などは白髪の原因にもなります。
また慢性胃腸疾患、マラリア、甲状腺疾患、脳下垂体機能低下症、円形脱毛症などの病気では急激に白髪が増えたり一部に集中して白髪が発生することが・・。
白髪は解消出来る対策法は?
ストレスや栄養失調による一時的なものであれば、原因となる部分を回復することで新しく生えてくる髪の毛が元の色に戻ることがあります。
しかし、一旦白髪として生えてきた髪を自然に黒髪に戻すことはできません。
そのため加齢による白髪は一般的に治すことが不可能。
でも、食品やビタミンなどの栄養サプリメントなどが白髪の発生を防いだり遅らせることができるという商品を見かけたことがありませんか?
実はそのような商品によって現時点での効果はみられていません。
また、白髪をケアするシャンプーなども発売されています。
こちらも白髪を治すことは不可能ですが、頭皮マッサージと併用することで白髪が生えにくい頭皮環境作りをサポートすることはできます。
- 白髪ケアシャンプーランキング9選!白髪が治るって本当?ドラッグストアの市販品~サロン品まで徹底比較
やりがちな間違った白髪の対処方法
白髪が生えてしまうとどうしても老けてみられてしまいます。
放置しているとなんと実年齢から5歳以上も上にみられたりしたことがある人も多いようです。
特に加齢やストレス、病気が原因となると元の髪色に混ざる形で生えてくるのでとても目立つこともあります。
その為、どうやって隠そうか悩んでいる人も多いのでは?
白髪を抜く
白髪を見つけたらついつい抜いてしまう人も多いのではないでしょうか。
でも「白髪を抜くと増える」なんて都市伝説もありますよね。
白髪は抜いた方が良いのか、抜かない方が良いのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
実は「白髪を抜くと増える」ということはないようです。
ただ老化の場合の白髪は髪の色素を作る細胞が機能しておらず、そこから白髪しか生えてこなくなるため増えたように感じるんだとか。
しかし白髪が増えないなら白髪は抜いていいと考えるのはNG。
髪を抜くと少なからず頭皮に負担がかかるんです。
薄毛の原因にもなりかねませんので白髪を抜くことはやめましょう。
美容室や理容室などで白髪抜きをメニューにしていることもありますが、利用することはオススメしません。
- 白髪を抜くのはダメ?抜いたら増えるは本当?専門家が徹底調査。
市販のカラー剤を使う
市販のカラー剤を使って染めるのはかなりダメージがかかります。
ほとんどの美容室では必要以上に髪に負担をかけるような染め方、薬剤を使いません。
なるべくその人にあったカラーを作ることで負担を軽くし、クオリティの高い白髪染めが出来るんです。
また、白髪を染めた後のケアも美容室なら質の高いトリートメントでしてくれるため、髪にも優しいんです。
白髪染めの際に頭皮にかゆみや髪の傷みを感じる人は特に、市販のカラー剤を使うことは控えましょう。
もしセルフカラーで白髪を染めたい場合は簡単に使える白髪染めシャンプーやダメージの少ない白髪染めトリートメントがおすすめです。
退色防止としても使えてとっても便利ですよ。
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正しい白髪の対処法
白髪を見つけた時は焦って抜いたり、急いで市販の白髪染めを買ったりしないようにしましょう◎
きちんとしたケア方法で白髪をより綺麗に隠すことができます。
白髪を数本見つけた時はハサミでカット
白髪を数本見つけるとついつい抜きたくなりますが、グッと我慢してハサミなどでカットするようにしましょう。
抜くと毛根や頭皮に負担をかけてしまうのですが、ハサミでカットすれば頭皮に影響を与える心配はありません。
白髪全体を染める時は美容室へ
白髪全体を染める場合、クオリティや染めた後のアフターケアを考えれば美容室でしてもらうことが一番良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では白髪の原因から対策法までをご紹介しました。
この先、長く付き合っていく必要がある白髪。
間違った対策法を避け、しっかりケアしていきましょう!
ヘアケアからスキンケアまで、女性の美に関する豊富な知識を持つ。
【保有資格】コスメコンシェルジュ、化粧品検定1級、スキンケアマイスター、コスメマイスター