
人々に愛され続ける「ジブリ」
一つも見たことが無いという人は少ないのではないかと思う“ジブリ映画”。
そのストーリーやキャラクターの虜になっている人も多いですが、同時にファンが多いのが「ジブリ音楽」です。
その作品に合った主題歌や挿入歌で、その音を聴くだけでシーンが蘇ってくることも。
かなり前の懐かしい作品から最新のものまで、想い出と共に「ジブリ音楽」を振り返ってみましょう。
実はかなりヒーリング効果があることに気付くはずです。
久石譲さんとジブリ音楽
1984年公開の 「風の谷のナウシカ」から、2013年公開の「かぐや姫の物語」まで、約30年間ジブリ音楽を作り続けてきたのが“久石譲さん”です。
私たちの意識の中にも、“ジブリ音楽=久石譲”という図式が思い浮かぶほど浸透しているのではないでしょうか。
そしてジブリ音楽と言えば、ピアノやオルゴール、そして豪華なオーケストラバージョンなど様々なスタイルでリリースされているので、ヒーリング音楽としての需要もとても高くなっています。
風の谷のナウシカ
主題歌である「風の谷のナウシカ」や、劇中で流れる「ナウシカレクイエム」など、優しくもあり芯が強い主人公・ナウシカのキャラクターを表現するような音が魅力。
まるでナウシカを目を通して見ているものを、音楽によって私たちも見ているかのような感覚に陥ることができますね。
「ナウシカレクイエム」に関しては、少しだけ不気味な独特の感覚があるという意見もあるほど、映画の中に吸い込まれるような気持ちになります。
歌詞入りもいいですが、ピアノバージョンやオルゴールバージョンも癒やされます。
もののけ姫
高く透き通った声で印象的な主題歌「もののけ姫」や、壮大な光景を映し出すような「アシタカせっ記」など、和のイメージを音で表現しています。
特に和楽器を使っているわけではないのですが、映画のストーリーに合った音を創り出しているのは感動モノです。
ピアノバージョンや様々なバージョンで聴くよりも、オリジナルバージョンの音で聴くのが一番ヒーリング効果がありそうです。
魔女の宅急便
ユーミンの「やさしさに包まれたなら」や「ルージュの伝言」、そして優しい音の「海の見える街」など、知らないうちに耳に残っている音楽が多いのではないでしょうか。
映画の舞台であるヨーロッパの雰囲気を感じさせるように、ピアノの原型となった“ダルシマ”と呼ばれる民族楽器や、ギターやアコーディオンなどの楽器を多用しています。
その優しい音色にじんわり癒やされます。
風立ちぬ
今までよりオーケストラをコンパクト編成にした音創りをしているため、それまでとは少し違う世界観が味わえるジブリ映画音楽です。
さらに、今までオーケストラに組み込まれることのなかった、ロシアの“バラライカ”や“バヤン”といった民族楽器や、アコーディオンやギターなどをフィーチャーしていることが特徴。
豪華絢爛なオーケストラ音楽ではなく、どこかエスニックなイメージ漂う音で、ヒーリング効果は高いと言えそうです。
天空の城ラピュタ
主題歌「君をのせて」を筆頭に、心が温かくなる音が多いのが特徴。
子供が聴いても大人が聴いてもホッコリする、ヒーリング効果抜群の音だと言えます。
トランペット曲である「ハトと少年」も、聴いていると疲れを忘れ活力が出てくる気分になれますよ。
癒しだけなく、元気が出るというのもヒーリング効果の一つですね。
紅の豚
ピアノでしっとり聴かせる「さくらんぼ実る頃」や「時には昔の話を」、逆に元気の出る「セリビア行進曲」など、大人の音がたくさん組み込まれていた映画です。
映画の内容と同様、大人のための音楽と言えるのではないでしょうか。
特にピアノを多用した音は、どこかノスタルジックで気持ちを落ち着かせてくれる効果があるようです。
「少し疲れたな…」と感じた時に、何もせずにいる室内で音を流し、ゆっくりとただ音だけを聴くと心が浄化されていくのが分かります。
まとめ
いかがでしたか?
観たことのある映画はありましたか?
ここに挙げている作品以外にも、まだまだ素敵な作品はあります。
そしてその作品にピッタリの音楽を聴くことができます。
今や日本だけでなく世界で人気の高い「ジブリ映画」ですので、その音楽も世界に通ずる素晴らしい内容です。
ただ単に音だけを聴くのではなく、音を聴きながらそのシーンを回想することもヒーリング効果の一つです。
「このシーン好きだったな」と思い出しながらリンクさせる事により、その時の感情も思い出されるはず。
そして懐かしい気持ちが湧き上がり、また映画を観てみるという行為そのものがヒーリング効果と言えるのではないでしょか。
映画を観て感動して記憶して、そして音を聴いてまた回想して、後にまた映像と音で再度楽しむという、とても効果的なヒーリングの時間を過ごしてください。
rocco_girlsさんをフォロー